Jun 11, 2005

コロンビア大学の学生による産直野菜の受け取りがスタート

 昨日、コロンビア大学の学生とNY州の農家の間で、青果物の産直が始まりました。
前にもご紹介した、CSA(Community Supported Agriculture)と呼ばれるアメリカの農家と消費者のネットワーク作りの方法のひとつ。これは、去年から有志の学生と先生が集まって準備していたものです。
 教会の地下にある地域の公民館のようなスペースを使って、農家が届けた野菜をコンテナごと並べ、学生が取りに来る仕組みにしてました。
 写真1は、その入り口。野菜を入れる用のトートバッグを作り、7ドルで売っていました。
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 受け取りは毎週木曜日。初回の昨日は、リンゴに葉物、カブ2種類など。
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 左下の写真は、学生(左)に料理方法を教える、事務担当のコロンビア先生のパム(右)。ほかに農家が作った週間のニューズレターにも、保存法、料理法が載ってました。
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 ニューヨークのこのCSAの取り組み、先日も書きましたが、ここ2、3年で年6、7か所ずつ、こういう産直農産物を受け取る場所が増えているそうです。コロンビアのほかにも、ニューヨーク大学の有志学生が今年から始めます。
 産直の野菜は基本的に露地物なので、寒さの厳しい冬は作物がなくてお休み。農産物を受け取れる時期はだいたい6月~12月です。6月は学生が夏休みに入り、実家に帰る人も多いので、スタート月としてはベストではないのですが、そこで、学生のほかに地元の世帯も加入できる仕組みにしたそう。帰国直前に、順調なスタートが見られて良かったです。

 さてさて、そうです、ついに帰国が来週に迫りました!
 明日は見納めでユニオンスクエアのファーマーズマーケットに行ったりするので、できればブログにも書きたいのですが…ちょっと時間がないかもしれません。
 ひとまずこの記事で、NYからのレポートは最後のつもりです。
 これまで訪れてくださった皆様、どうもありがとうございました!(いま見たら、記事は195本、アクセスはのべ3万ちょっとでした) お蔭様でとても楽かったです。
 
 日本に戻ったら、食&農の関係の記事は、お仕事の関係で精進します。
 新しい生活も落ち着きそうな7月の第2週頃になったら、こんどはまた違うテーマでブログを再開したいなーと思っています。そのころになったら、また訪れてみて下さいね。 See you soon!

 

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May 24, 2005

NYの公園で 食べられる野草ツアー

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 先日に続いて野草の話題。
 「地球の歩き方」(ニューヨーク編の173ページ)にも載っていて、隠れた人気の"セントラルパークの食べられる野草ツアー"。通称「ワイルドマン」氏ことスティーブ・ブリルさんが、公園中の食べられる野草をていねいに説明してまわってくれ、同時にのんびり散策も楽しめるおいしいイベントです。
 ワイルドマンさん(写真=背負っているのは、もうすぐ1歳になる娘さんのバイオレットちゃん。おやつが野草) NYC周辺の自然公園などで、同じようなツアーガイドを務めています。私は今回、ブロンクスの西にある「ライ自然センター(Rye Nature Center)」に、仕事の関係もあって訪ねてきました。だいたいお昼前後の2時間ほどのクラスが多いようですね。木々の新緑にさわやかな空気、いやされますよー。

 ウチは弟が小学生を卒業するまで山登り一家で、よく家族4人で東京近辺の山に登っては、食べられる草花や実を2人でいろいろ口にしましたっけ…あまりおいしくはなかったですが、うーん、なつかしい思い出です。
 そんな弟がつい最近、めでたいことに結婚しました(おめでとうー!) ちょうどアメリカ・フロリダとバハマの新婚旅行を終えて、いまごろは日本かな。小姑(わたしのこと)もちょっと現地におじゃましようかと思ったけど、やめときました。お2人とも楽しんだでしょうね!
 
 先週はコロンビア大学の卒業式もありました。天気に恵まれて快晴の空の下、これまた空色のガウンを着た卒業生の皆さんの晴れやかな笑顔がよかったです。アメリカの5月、新生活が始まる季節、という感じです。

【セントラルパークなどNYC周辺の食べられる野草ツアー】

☆ワイルド・フード・ツアー
 www.wildmanstevebrill.com
場所により予約が必要。料金も場所によって無料~10ドル前後

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May 18, 2005

ニューヨークの春の山菜「ランプス」

 ちょうど1年前、ニューヨークに来る前にみた本「ニューヨーク野菜配達物語」(家の光協会)に出てきて、気になっていたアメリカの春の山菜「ランプス(ramps)」。
 本には「野生のリーキで、春先に全米の丘に生えます」とありましたが、ずっと正体不明。
 で、今週末、やっとめぐり会えました。
 伊藤園がマディソンアベニューに開いたレストラン「会」のコースで、にぎりの寿司に添えられたラッキョウの甘酢漬けのようなモノ。これがランプス!  
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 お店によると日本でいう「行者ニンニク」と同じ種類だとのことで、確かにこれに緑の葉っぱがついてたら、そんな感じです。
 つぎの日、郊外の農業教育ファーム「ストーンバーンズ」に行ったのですが、そこのカフェでもランプスを季節メニューとして出してました。ポスターの薄い緑の絵が、ランプスの姿です。
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 ニューヨークで「春の山菜」といえば、このランプスとコゴミのようなシダ類の芽くらい。少ないですが、出回り時期は2週間ほどと短くて、皆がいそいそと買い求めるその雰囲気は、それでこそ春の山菜!、日本の楽しみ方に通じるな、という感じです。
 
 日本では行者ニンニクは、北海道の斜面に自生する貴重な山菜で、滋養強壮源、というような うたい文句でサプリメントにもなっているようですが(実際は関西以北で採れるし、最近は栽培もされている)、NYのランプスは周辺の野山に群生してたくさん採れるようですよ。
 ラッキョウのように酢漬けにしたり、ネギのように焼いたり炒めたりして、ちょっとニンニクくさいネギっぽい食感を楽しみます。
 
ダグ・ジョーンズ著「ニューヨーク野菜配達物語」家の光協会(2003)


【伊藤園の経営するNYの和食レストラン】
会(Kai Restaurant)
 822 Madison Ave.(69th St.)
Tel. 212-988-7277
1階は日本茶専門ショップです。

【NYウェストチェスター地区の農業教育ファーム】
Stone Barns Center for Food and Agriculture
 
 ロックフェラー家が地所を寄付、マンハッタンのレストラン「ブルーヒル」のダン・バーバー氏が運営責任者の一人として参加する農業公園。昨年春にオープンしたばかり。

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May 12, 2005

ようやく、甘いイチゴ

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 ニューヨークでもやっと甘いイチゴが出回り始めました~。
 待ちに待ったおいしいイチゴ。ニューヨークでは一年中イチゴを売っていますが、赤いだけで全然甘くないんです。これはイチゴではない、と日本の人はみんな思うみたいですね。
 
 いまの時期でもパック入りの西海岸産はちょっと要注意。かごに入ったニューヨーク周辺の産地のだったら、熟した露地ものということで、たぶん美味です!
 今日買ったのは、パックのCA産450グラム3ドル(写真㊤)、NY産はその半分で2ドル(㊦)。NY産のほうが割高だけど、味は断然上でした!(…それでも日本のイチゴのほうがまだまだ美味しい…今シーズンはほとんどありつけませんでした)

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May 11, 2005

エール大学の学内産直カフェテリアの記事(NYタイムズ) (と便利なスターバックス)

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 火曜日のニューヨークタイムズは、やっぱり農業関係の記事に当たる確率が高いです。きょうは3本ありました。今読んだところなので、ちょっとだけ、ご紹介します!

 ひとつは、メトロの1面
「エール大学バークリー・カレッジの学内産直カフェテリアが人気」 (写真)
 学内の「サステイナブル・フード・プロジェクト」による有機農園の農産物を使ったカフェテリアが好評、という記事。有機の小麦粉、grass-fedの羊肉、生のミントを使ったピザや、フェンネルと豚のパスタとか、なかなかおしゃれな感じのメニューをそろえているようです。他校の学生も、IDカードなしで、何とかこのカフェに潜りこもうと懸命だとか!
 
 もうひとつは、国内ニュースの中面
「国立公園のヨセミテ、今年は水量が豊富」

 昨冬、久しぶりの大雪に見舞われたヨセミテ公園の川や湖の水量の話。このところ干ばつ続きだったのが、今春は洪水のように溢れている(写真2枚あり)。ここの水は、パイプラインでカリフォルニアの農地の灌漑用水になっているので、今年は、ここ数年深刻な問題になってる水不足が、(一時的に)解消するかも、という話。

 あとひとつは、ビジネス面
「米国と中米諸国の自由貿易協定(CAFTA)の問題点」

 03年から04年にかけた締結されたCAFTAで、アメリカ側のメリットが少ない。中国産の安価な農産物に押されて、アメリカ産のサトウキビなど、輸出しずらい状況になっているという話。

 でした。

 今週は週明けから、ほとんどの書き物をアッパーウェスト・ブロードウェイ沿いのスターバックスでしています。アッパーウェストのスタバは、だいたい3、4ブロックおきにあるのですが、この10か月のリサーチの結果、「いついっても席が空いている!」のは、この98丁目のお店だけ。まちがいありません。 この辺のスタバはいつも混んでる(実際、パソコンを使いながら長居する学生さんが多い地域だと思う)と思われている方、この店は、穴場ですよー。店員さんも、フレンドリーで、いい感じです。
 
 
 

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Apr 28, 2005

ちょっと チーズブーム?

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 今日27(水)付のニューヨークタイムズのダイニングインは、チーズ特集でした。グリニッジビレッジのチーズ専門店「Murray's Cheese shop」などの専門店や、チーズ専門学校の人気を取り上げてました。輸入・国産含めて、種類も豊富、農家製(artisan)チーズも急激に増えているとの内容でした。これに関連して、ちょうどアメリカのチーズ生産動向について、のざけんさんがまとめてますので、ご興味のあるかたはどうぞ~「アメリカNY州農家製無殺菌乳チーズ応援の集い@CUNY, NYC」。

 それから、先週からは、ニューヨークも含めた東部の3州で、スターバックス(全340店)が、チーズボックス「農家製プレミアム・チーズ・セレクション」を5ドル95セントで売り始めてます。うちの近所のお店では置いてないのですが、新メニューのひとつで「フレッシュフルーツ&チーズプレート」というチーズ3種の別セットはありました(写真)。チーズ・セレクションのほうは、フランスの輸入物で、マンハッタンのチーズ専門店が、スターバックスに販売を働きかけて実現したそうです。

 
 チーズでは前回も書いたアメリカ人の食生活ガイドラインで、これまでの「乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズのイラストつき)」カテゴリーが、新しいガイドラインでは「牛乳3杯」になっていたので、チーズ関係者はおもしろくないだろうなあ、と思ってました。なぜ牛乳だけになったのか??調べ中デス。たぶん、チーズのほうは、脂肪分が多いのを問題視したのかなと予想しますが(このフルーツ&チーズプレートも、全500キロカロリーのうち、60%の300キロカロリーが脂肪からのもの。日本人の脂肪カロリー比率の目標は、25%なので、とっても高い値)
 

 

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Apr 24, 2005

新しいフードガイドピラミッド

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 更新おくれてすみません!このところ外出・出張続きの毎日です。
 今週、USDAから新しいフードガイドピラミッドが発表されました(図)。
 「ピラミッド」は踏襲されたようですね!
 図中には、これまでのような特定の品目イラストはなく(野菜のところに、トマト、など)、各業界の注文を受けながら、その点はうまくかわしたなと思います。
 USDAのサイトは
 ☆http://www.mypyramid.gov/
 左から、穀物、野菜・・・と続きます。
 男女別、年齢別で必要な量を分けて示したのも、特徴
 これまで使っていたあいまいな「サービング」サイズを「カップ」に変えたのもポイントです

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Apr 14, 2005

コーネル大学の地場産給食プログラム&のざけんさんブログ(コーネル滞在中)

 おととい朝のNBCのニュースで、映画「スーパーサイズミー」を見た高校生が、カフェテリアにサラダバーを導入させ、ランチが健康的になった!という特集をしてました。NYロングアイランドの高校でした。

 ●大学がすすめる地場産給食● 学校のランチをもっとヘルシーにという動きは広がり、日本でいう地場産給食も、アメリカではUSDA(農務省)「National Farm to School Program」の中で進められてます。
 で、NY州で、このFarm to Schoolの事務局があるのがコーネル大学の栄養科学部。学校、生産者団体などがメンバーです。
  ほかの州の事務局も、栄養学系か農学系の大学が務めているところがほとんど。アメリカの学校給食の主管轄はUSDAなので、農学系のつながりで地場産給食を進めやすい(日本の管轄は文部科学省)とコロンビアの先生が話してました。ちなみに、コーネルの栄養科学部は農学系と家政学系の二つのカレッジにまたがるちょっと変わった位置づけです。
 
 さてさて、先日からご紹介しているコーネル滞在中ののざけんさんのブログが始まってます。主に学生さん向けだそうですが、研究者の目でみたコーネル&NYCの食・農etc.がのぞけます。皆様ぜひ訪問してみてください!
 
 ☆のざけんさんブログ 「のざ研【風土・食・農林漁】
 ☆NY州のFarm to School Program(コーネル大学) (http://www.cce.cornell.edu/farmtoschool/) 

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Apr 13, 2005

新しいフードガイドはどうなるか?(NYタイムズ)

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アメリカの食生活指針が1月に改訂されたのにともなって、フードガイドピラミッド(図・左上)もモデルチェンジするようです。
 10(日)付のニューヨークタイムズにその作業の途中経過が載っていました。

 ●PR会社が作成を請負● フードガイドピラミッドは、一日分の食べ物の適量をピラミッド型でしめしていて、一番多く食べる下の部分が穀類、途中に青果物や、肉などのたんぱく源があって、最後の先の部分が「できるだけ控える」油や砂糖になってます。
 分かりやすいので評判はよく、アメリカ人の間では認知度はけっこう高くて、この記事によると80%とか。

 で92年にできた初代ピラミッドからこの食生活指針のグラフィックを請け負っているのが、大手PR会社のポータ・ノベリ(PorterNovelli)社なのですが、さまざまな大手食品メーカーや特定の食品業界から、USDAを通じてこの会社に“注文”が寄せられているそうです。

たとえば(意訳&要約してます)

 ・イラストにアーモンドを加えてください(カリフォルニア・アーモンド委員会)

 ・青果物のイラスト数をふやして、もっと目立たせてください(ドール; Dole Food Company)

 ・健康によい、不飽和脂肪酸の多いオイル類は、「できるだけ控える」項目からはずしてください(ダウ・アグロサイエンス; DowAgrosciences ※キャノーラオイルの新製品をだしている)

 ・消費者はまるいかたちを好むとの調査結果あり。ピラミッドでなく丸型にしてください(キャンベルスープ;Cambel Soup)(うーんピラミッドが○型になったら、消費者はもっとキャンベルスープを買うようになるんでしょうか…)

 こういう業界の声をまとめるのは大変そうですが、記事では「フードマーケティングとソーシャルマーケティングの両方のスキルをもつ会社だからこそできる」という旨の政府のコメントを載せてました。作成費は2億5000万円超(250万ドル)だそうです。

 ちなみに、日本のいまの食生活指針のビジュアルデザインは公募(採用者には記念品!)でした。
 募集のとき、イラストに載せる食べ物は厚生省が指定してました(国民栄養調査などの結果から、よく食べる料理を選んだもよう。アメリカ政府は定期的な食事調査をしてないので、データがすくない点でも、どの食べ物をイラストにするかは、よりむずかしそう)。

 日本の指針のデザインは、おうぎ型といわれているそうです(図右)。食材が料理になって、それが献立になるまでをデザインしたもので、うまく絵にしたな~と思います。

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Apr 08, 2005

好調ネットスーパー「fresh direct」の記事(NYタイムズ)

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 昨日のNYタイムズ(4月6日付)のダイニング特集のトップはネットスーパー(the online grocery service)「フレッシュ・ダイレクト(FreshDirect)」の特集でした。2年前に始まったニューヨーク市エリアの食品メーンのサービスです。

 ●売り上げ好調の理由● 2年前に始まったというと、遅れてない?と思いますが、以前の先発ネットスーパー(記事では、Webvan と Urbanfetchを紹介)が失敗したあとの後発的位置づけのよう。2004年の売り上げは前年比2倍の100万ドル(約1億円強)と規模は大きくないですが伸びてます。確かにこのマークのトラックはよく見かけますし、バス乗り場には大きなPR看板が一時期町中にありました。(写真のBuy thyme. Save a mint.は、ハーブのタイムとミントとBuy time. Save a minuteをかけて、買い物の時間が節約できることをPR)

 なぜ以前のほかのサービスがだめでここが受けたのか、はどうもはっきり書いてませんが、
・時間の節約
 は強調されていて、サービスがよりきめ細かくなった模様。
 
 ●40ドル以上注文で翌日配達●
 サイト(www.freshdirect.com)を見ると、1回40ドル以上の利用が条件で、配達料は4ドル95セント(約500円)。翌日配達で夜11時30分までの間で希望が出せるところがなかなか便利かもしれません。
 それと、品数も多いです。ためしに一部のオーガニック野菜をみたら欠品もありましたが、食品全般、総菜、日用品もそろい、生鮮品は一般の商品とオーガニック、コーシャー(ユダヤ教の生産ルールにのっとって作られたと認証されたもの)もそれぞれ豊富。
 価格は、はっきりとはいえませんが、たとえばオーガニックのリンゴ「フジ」で1ポンド(450㌘)1.99ドルだったので、市価の2~4割高くらい。私の場合、安い店頭の野菜を横目で見ながら生協で特別栽培などのものを買っていた日本での感覚と同じくらいかなと思います。
 それから「近くで生鮮品が買えないエリア」があることも理由に挙げられています。東京の感覚で考えると理解しがたいんですが、確かに友人にも「近所で食品が売ってない」と話すひとがいます。記事では、Battery Park City, Harlem, Bayside, Queensを「生鮮品が手に入りにくいエリア」にあげていました。
 

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Mar 30, 2005

NYのCSAスタッフ:アメリコープのインターンとギブ&テイク

175_americorp 先日お伝えしたNY市の農産物・産直ネットワークであるCSA(Community Supported Agriculture)の勉強会を見てきました。
 勉強会はほぼ月1ペースで夕方6時ごろから2時間開催。主宰するのは、事務局役のNPO「ジャスト・フード」。参加するのは、市内37か所のCSAの取りまとめ役の方々、です。

 ここのCSAの仕組みは、日本の生協の共同購入に近いですが、長いところで始まって10年、だいたい2、3年目のところが多く、配達や集金方法などは各場所ごとに試行錯誤。
 まとめ役の人は、多くはまったく報酬なしのボランティアで、名簿を作ったり、小切手を集めて農家の銀行口座に振り込んだり、注文をまとめたりをしているとか!

 で、これは非常に大変な作業なので、たとえば名簿のフォーマットや効率的な注文の仕方のアイデアを提供しているのがこの勉強会なのですが、

 ●学生インターンが生産者とCSAをコーディネート● この「まとめ役」に、3年前からアメリコープ(AmeriCorps)という政府系のコミュニティ・インターンシップから派遣される若者たちを年10人弱、受け入れているのです(写真左側のブライアンさん、右の女性はほかのNPOスタッフ)。若者はアメリコープから報酬をもらい、地域の専属になって農家と消費者の調整役をしています。

 実際このシステムにしてから年7か所ペースで新しいCSAの場所ができ、今年も7か所増の全37か所になるとのことで、順調に機能しているようです。勉強会でも積極的に質問したり、パソコンの活用法を提案したり、活発でした。

 事務局NPOのジャスト・フードは、このアメリコープの「スポンサー」として“若者を育てて社会的事業も行っている”との評価も受けられ、ギブ&テイクのいい関係だと思いました。

☆アメリコープ(Ameri Corps) www.americorps.org  若者たちは「VISTA」と呼ばれ、地域のさまざまな組織で1年の単位で職業経験をつみます
 

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Mar 25, 2005

春はもうすぐ--ニューヨーカーの庭づくり準備

今朝はまた雪景色。ルームメイトのバーバラによると、こんなに雪の日の多い3月は久しぶりとのこと。

 さてさて、グリーンガイドというオンラインのエコ新聞で、庭づくりの準備の記事がありました。
 授業を取っているコロンビア大のジョアン教授のオーガニックガーデンを、記者が取材してまとめています。

 ●憧れのオーガニックガーデン?● ジョアンはマンハッタンの北のハドソン川沿いの家で、オーガニックの自給菜園をしています。右下の本コーナーでも紹介していますが、「This Organic Life」という本を2001年に出しました。
 野菜は基本的に自給。昨年秋にトマトが高値だったとき「買わないから普段の値段の感覚がないのよ」といわれたりしました。
 記事によるとジョアンの貯蔵庫には、
・ジャガイモ
・ニンニク
・タマネギ
 冷凍庫には
・豆
・トマトソース
・焼いたナス
・ベリー類
が眠っているとか。

さて、化学肥料や農薬を使わない園芸のポイントはこんな感じで紹介されていました。

1.自分の地域にあわせて(植栽を)プラン
 
 雨量の多いシアトルで×サボテン・多肉植物、乾燥地帯のアリゾナで×水分の必要な地被植物
というミスマッチを犯さないように!
 水やりには雨水を使おう。また、一日6~8時間は日の当たる場所がベスト。

2.土作りから始めよう

 USDAの地元オフィスに、土壌検査キットをもらえるか、分析をしてくれるのか聞いてみよう。多くの場合、10ドル前後で分析してくれる。
 70センチ前後の深耕をしてみよう。植物を植えたあとは、雑草や乾燥を防ぐマルチを。わら、干し草、草の束、木材チップなどで工夫しよう。

3.殺虫剤なしで害虫を退治

 たとえばカメムシには、蜂を呼んで幼虫を食べてもらう策がある。デイジーを植えるとカメムシを食べる蜂を引き寄せる。

 生物農薬(biopesticides)は、赤トウガラシ、ローズマリー油など多岐に渡る。ビールをおくとナメクジが来て酔っぱらう(これは日本の園芸でもよく聞きますね)。

 最近は(除草剤)ラウンドアップに耐性のある雑草も出てきている。薬に頼っても駄目。雑草はマルチで防ぐかすぐに抜こう。若いタンポポなどはサラダに入れて食べよう。
 
【オンライン情報源】
www.theorganicreport.com (業者向け)
www.organicgardening.com (庭づくり法全般)
www.gardensalive.com (有機肥料、土壌分析キット)
www.planetnatural.com (雨水タンク、生物農薬)
www.highcountrygardens.com(乾燥地帯の庭づくりのアイデア)

このグリーンガイドは隔週のおしゃれなエコ系メルマガです。ご興味のある方のぞいてみてください。
 http://www.thegreenguide.com
 私も庭のある我が家が恋しくなりました。猫の額でも土いじりがしたい気分です。

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Mar 23, 2005

元気な小規模生産者の特集と活発な読者欄(NYタイムズ)

170 先週のNYタイムズは、読者欄で農業特集がありました(遅れましてすみません・・・)。
 「小規模生産者はOK/牛の尾を切る酪農」という2本の特集記事の反響をまとめたものです。

 「小規模生産者」の方は、2007年農業法の議論を背景にして、補助が必要なのは、小規模ではなく、中規模の生産者だという主旨の話。小規模生産者は、ここ2、3年の産直ブームでうるおっている一方、中規模のほうは、大規模生産との競争にやぶれて苦しいのが現実という内容でした。

 「牛の尾を切る酪農」は、ウィスコンシンの中規模酪農家の話。搾乳の効率をもとめて、じゃまな牛の尾を切り落とす方法が一部の農家で広がっていることに疑問を投げかける内容。

 読者欄は、この記事の1週間後に特集を組みました。
 
 感心するのは、こうした特集記事に対して、(おそらく)多くの大学教授なり、関連する企業や組織なりが“意見を出すのが自分の責務”というような姿勢でレターを送り、議論が深まる点です。

 今回は
 ・NYのNPO「ローカルフード」のプレジデント
 ・ケロッグ・ファンデーションの研究員
 ・カリフォルニアの消費者
 ・ヒューメン・ファーム・アニマル・ケアのディレクター
 ・NYの酪農家
 ・NYの農地保護関連のNPOのプレジデント

の6人のコメントを掲載(ほぼ記事の論調を支持する内容)。ひとつのコメントは短いのですが、構えず、かつポイントが絞られていると思いました。
(写真は、読者欄特集のイラスト、バンソウコウを張られた牛の絵です)
 

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Mar 18, 2005

シンプルな運営、NYのCSAの事務局 CSAフェア②

167 さて、もうひとつ感心したのは、事務局のフェア運営。消費者と生産者の会話を上手に演出しているなと感じました。

 ●大学のカフェテリアを利用● 交流の時間は、ワークショップの合間の昼休みの2時間弱と、夕方の2時間ほど。

 お昼は(先日も少し書きましたが)、この事務局NPO「ジャスト・フード」に賛同するNYのレストランがサンドイッチやスープを提供(これがかなりおいしく、皆喜んでいた)。
 カフェテリアの机に、生産者のポスターと生産者が座っていて、消費者は対話したい生産者のところに行って一緒にお昼を食べました

 夕方は、NY産のワインとパンとチーズを各2~3種類用意。今度はコの字型に、生産者&CSAのペアでコーナーをぐるりと作り、新しいCSAの加入を勧めたり、生産者の写真やパンフレットを提供したりしていました。
 この夕方の集まりから参加する家族連れも結構いたようです。

 ●電話で政治運動● もうひとつシンプルだと思ったのは、事務局ジャストフードの政治運動の呼びかけです。事務局では、CSAのメンバーに対し、特定の議員や地方の行政、USDAに「ひとりの消費者」として電話をかけることを徹底している点です。内容はいろいろ、新しい法案のパブリックコメントなどです。
 まず、電話をかけるタイミングや内容は、NPOのメーリングリストで配布。これをみて賛同したら、電話をかけるという仕組み。
 事務局によると「同じテーマで一時期に8人から電話を受けた場合、議員は“これは大きな問題だ”と認識する(だからひとりの力は大きいのだ)」とのこと。そして「電子メールは軽視されることが多い」ので勧めない、そうです。
 

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Mar 15, 2005

生産者と消費者が楽しくまじめに交流 CSAフェア①

166-2166 CSAフェアでは、消費者と生産者がテーマ別のワークショップで話し合いをします。テーマはさまざま、でもニューヨークの消費者のニーズを反映していて面白かったです。ざっとすべて紹介しますと、

★セッション1のテーマ(意訳しています)は
「冬の農産物配達の実現」…NY農家は露地栽培が基本。だいたい5~12月の25週ほどの配達で(シーズン合計約2~3万円前後の前払い)、普通1月~4月の配達はない。冬にも農産物が欲しいという声が高まり、ハウス栽培で対応しはじめた農家が参加して交流。どのくらい冬場の需要があるかをみたいという農家も参加。
「食料安全保障の問題を考える」…NYの低所得層に何ができるかを話し合う
「フェアトレード」コーヒーや食肉、チョコなどの輸入品を扱う際の心構えを話し合う
「広報メディア・ニューズレターなどの作成法」
 参加者を増やすための媒体のアイデアを話し合う

★続くセッション2は
「CSAの声を国の農業政策に生かすには」…2007年農業法に向けた運動方法の提案。議員やUSDAへの電話&ファクス作戦など。
「家族みんなのCSA」…CSAの農産物を使った家族や地域のパーティの開き方のアイデア提案
「CSAでクッキング」…CSAの農産物を使った食育教室の開き方。教材をCSA事務局のNPO「ジャスト・フード」が提案・販売。
「CSAの人種問題を考える」…ジューイッシュコミュニティの消費者や、イスラム教徒の生産者らと情報交換。祝祭日や食習慣の違いによるニーズを知る。
「ローカルVSオーガニック」
CSAは地場産だがオーガニックでないものもある。最近はスーパーの「企業的有機栽培農産物(industrial organic)」と競合し始めている。公的な有機認証の必要性などを考える。

 個人的には特にセッション2はすべて出席したくて困りました(結局「~国の政策に生かすには」に参加)。
  セッション1は冬場の農産物のワークショップに出たのですが「冬はやらない。勉強や栽培計画の大事な時期だから。灯油も値上がりしているし、利益が少ない」とはっきり言う農家が大勢でした。
 今年からハウスで冬も栽培を始めたという農家は、新婚旅行でEU北部の各国を訪ね「ハウスの設備を初めてみた」などとも言っていました。いずれにしてもこれまで露地栽培だけで生計を立てていたとは余裕があるなあという感じです。
 消費者は「冬にトマトやキューリはいらないけど、無加温ハウスで育てられる葉物や保存がきくリンゴや根菜を届けてほしい」という意見でほぼ一致していました。

写真・左は、セッションの前後のカフェテリア集い。学生もいますが、消費者は中高年の男女がほとんどです。
写真・右はフェア資料のファイル。お金をかけずおしゃれに作ってあります。

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Mar 14, 2005

NYCのCSAフェアへ

 今週末はニューヨーク市のCSAミニフェアというのに参加してきました。CSAはご存知の方もいらっしゃるでしょうが、Community Supported Agricultureの略。全米で1000以上あるといわれる、地元の生産者と消費者の産直ネットワークです。
 NYCは、ジャスト・フード(JUST FOOD)というNPOが名簿づくりやワークショップなど事務局役をしていて、そこが今回、コロンビア大学のティーチャーズカレッジを会場にフェアを開いたのでした。同大で開くのは今年2年目だそうです。(授業をとっている知り合いの教授3人は全員、CSAの運営に関わっています)

 この集い、土曜日の午後からで、生産者と、CSAを愛好するニューヨーカー全部で100人ほどが集まっておおにぎわい。2時間×2回のワークショップとその合間に、おいしいランチ、その後にワインとチーズの集いという構成。ランチはCSAを利用するNYCのおしゃれなオーガニックレストラン2軒(うち一軒は、ブログでもご紹介したカウンター・レストラン)。チーズはもちろん生産者提供でした。参加費は20ドルしますが、これなら高くない!と思いましたよ。

 フォーラムの内容、何回かにわけて後日ご報告したいと思います!

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Mar 10, 2005

NYの食情報盛りだくさん「ニューヨークスタイルのお料理教室NY Cooking」 ブログもスタートしています

filet 
※新プレート(無料)に変えてみました※

以前、友人のイチヨさんとドイツ料理レストラン「ハイデルベルク」でご一緒した、黒田智子スワンソンソンさんの料理教室(ニューヨークスタイルのお料理教室 NYCooking)を拝見してきました。

 生徒数は5人、半日かけて豪華なディナーメニュー
(エッグノックから始まり、メーンは牛フィレ肉のロースト(写真)、チョコレートムースケーキのデザートまで)
 をじっくり学べます。
 気に入ったのは、NY生活の長い智子さんが、料理だけでなく、食材や店、調理器具、レストランなどきめ細かな「日本人からみた」の現地NY情報をつぎつぎと教えてくれるところ
 たとえば野菜では、スイスチャードは小松菜ににている、とか
 ウィリアムズ・ソノマのスパチュラは耐熱で便利(200度強でも使える)、とか
 先日書いたデリ・カップや、ガラス容器も安価で使いやすいものがそろっていて、生徒さん(だいたい夫が駐在員できている方や総合職で派遣・駐在できた日本人女性)も、熱心にメモをとり、日常生活にばっちり生かしているようでした。
 日本語のこうした料理教室はほかにもありますが、このNYCookingはいち押しだと思います。

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Mar 07, 2005

NY情報誌 アジアンフード&ライフスタイルで日本の弁当特集

162 NYの情報誌「アジアンフード&ライフスタイル」3月号は、日本の弁当特集でした。

 ●日本をはじめアジア系レストラン、ショップをガイド● この情報誌は、昨年11月に創刊され、この3月号から「ライフスタイル」のキーワードが加わっています。
 これまでアジア各国の鍋、日本酒、スィーツ、寿司などの特集をしていて、毎回後半にNYCのお店のガイドが載っているという構成。
 今年からは、十二支占いや風水、ミニレシピなども加わり、気軽に読める趣向になっています。
 ここ数年、ジャパニーズフュージョン系とよばれるレストランがもてはやされ、日本をはじめアジア料理の人気がまた高まっているので、その需要を捕らえているようです。

 弁当特集では、会席の心得やランチボックスと比較したコラム、マンハッタンの弁当ランチの紹介など(栄養面にフォーカスした記事を、asakoさんと一緒にわたくしも執筆しています。マンハッタンにいらっしゃる方は8~9ページぜひみてみてくださいませ。。。)

 ちなみに、弁当をあらわす英語は、Bento boxとしてずいぶん普及しているようですね。
 NYにはフリーペーパー(無料の新聞)がいくつもあり、日本語のものも、普段日刊で2紙、週刊で2紙が、通学路にある日系コンビニで手に入ります(Asian~は、これまでフリーでしたが、今回から3ドルのプライスがついてました)。

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Mar 05, 2005

保存容器に“デリ・カップ”

1602deli_cup1601deli_cup前のルームメートのディーナ宅にも、今のバーバラ宅にもある、大量の縦長のタッパー(写真右)。「デリカップ」というそうです。
 これ自体買うものでなく、調達先は宅配中華店など(以前にブログで書きました)。お店でスープを買うと、これに入れてくれるのです。結構立派なタッパーです。

 私も写真のように作った汁物を入れてます。日本では鍋のまま冷蔵庫に入れてましたが(わたしがずぼらなだけでしょうか)、こちらでは不思議と必ず鍋から移しますね。

 形もそろって便利ですが、どんどんたまるので、お店で回収したり、容器持込で何度も使ったりしたらどうかな、と思いマス。
 

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Mar 04, 2005

青果物はリンゴだけ・・・3月のファーマーズマーケット

161_market 2か月ぶりにユニオンスクエアのマーケットをのざけんさんと訪問。年末のにぎわいにくらべ人もお店も3分の1くらいに縮小していました。青果物はリンゴ(写真)と、水耕栽培のアルファルファ系くらい。あとはパンや乳製品、ジャムなどの加工品がほとんどでした。

 「農家による農家が育てたものだけの販売」が基本ルールの産直市なので、年明けから4月ごろまではとても品物が少なくなります。
 だいたいクリスマスをシーズン最後にする農家が多く、春の雪解けまでお休み。ユニオンスクエアのマーケットは、レストランの業務需要も多くて成功しているので、冬場は休んだとしても年商2、3億円の農家がざくざくいるそうです(ニュースクール大学のクラスより)。

 4月末は畑に収穫はないけれど、野草が並ぶそうですよ。

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Feb 27, 2005

エコロジー界のリーダー⑤ シェフ・コラボラティブのピーター・ホフマン氏(NY・サボイのオーナーシェフ)

156_chefscollabguide さてエコ・リーダーのひとまずの最後に、シェフ・コラボラティブ(Chefs Collaborative)のトップ、ピーター・ホフマン氏ご紹介します。
 ピーター氏は、NYの有名レストラン・サボイ(Savoy)のオーナーシェフ。
 このシェフ~は1993年にできたNPOですが、「地産地消」を勧めることを大きな活動の柱にし、この3年でメンバーが2倍の1000人超になった旬の団体(マキさんがくれた雑誌記事には、2年間で2割増とも)。
 ブログでもご紹介したフィラデルフィアのホワイト・ドッグ・カフェや、カリフォルニアのアリスウォーターズのレストラン、ワシントンDCのノラのレストランなど、ローカルフードや持続可能な農業をキーワードにして有名になったレストランが名を連ねています。委員会メンバーを見たら、シェフの中に、コロンビア大のジョアン教授も入っていました。

 ☆Chefs Collaborative www.chefscollaborative.org
メンバーシェフのレストランリスト(写真)や、イベント、魚・肉のチョイスの考え方などが載っています。

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Feb 24, 2005

いろんな甘味料

155_splenda 新居のインターネットはまだダイアルアップでねばってますが、そろそろ変え時かも。結構ひんぱんに接続が切れるので、もっぱらスターバックスや大学の無線LANでネットをしています。
 エコ・リーダーを少しお休みして、このスタバにもある砂糖と甘味料について少々。

 ●日本とちがう人気甘味料● たとえばスタバには、普通の砂糖とブラウンシュガーのほかに、

・スィートン・ロウ(主原料はサッカリン)
・イコール(同アスパルテーム、グルコースなど)
・スプレンダ(写真・同スクラロース)

 と3種類ほどのカロリーがゼロ、またはゼロに近い人工甘味料がおいてあります。
 ほかにも

・キシロスィート(キシリトール)
・ナチュラスィート(アスパルテーム)

などなど、色々あるようです。

 私は高校のとき(10余年前・・)にカロリー計算に夢中で、イコールと同じアスパルテーム(味の素)ばかりを使ってました。その時はサッカリンは発ガン性があるとかで日本では見かけませんでしたが・・・
 アメリカではFDAが発がん性を取り消したとかで、皆このサッカリンの「スイートンロウ」を普通に使っていてちょっとびっくり。
 反対に、イコールに入っているアスパルテームはメタノールを生成するという理由で不人気のよう。   
 友人のろさんがくれた小説「アマンダの恋のお料理ノート」(NYタイムズに連載されたcooking for Mr. Latteの訳本。集英社文庫)の中にも、恋人のMr.Latteがときどきイコールを使うと聞き、主人公のアマンダが「そんなひとと付き合えるかしら」と真っ青になる場面が出てきます。 (このあと、「朝いちばんにいつも巨大サイズのカフェ・モカを飲み、ディナーに牛肉を食べるひとが、そんなー健康のためにイコールを入れるーといっても、通用しない」という文が続きます)

 それから、日本では普及しているステビアは、アメリカではFDAが甘味料としては認めてないとのことです(ニューヨークタイムズ、オーガニックスタイルなどの記事より)。
 需要があるから種類も多いのでしょうが・・・アマンダと同じく「コーヒーの砂糖よりも先に、ほかに減らすものがあるんじゃない」と思ってしまいます・・・私も昔使っていたので人のことは言えませんが。

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Feb 22, 2005

エコロジー界のリーダー④ 牛肉をめぐる問題の小説がベストセラー・日系女性のルース・オゼキさん

154_myoms154_ozeki これまでの3人は、エコ雑誌「オーガニック・スタイル」の「The Top 50 People; Our Environmental Power List」という環境分野のリーダー50人に選ばれた方です。このほかに次世代リーダーが10人載っていて、その一人が日系人女性のルース・オゼキ(写真左ルースさんのサイトより・Ruth Ozeki)さん。アメリカ生まれ、NY在住の47歳ですが、お母さんが日本人とのことです。

 ●牛肉の生産の現状を描いた小説「イヤー・オブ・ミート(邦題、原題はMy Year of Meats)● この小説(写真右)は98年に出ていて、日本でも99年にアーティストハウスという出版社が訳本を出しています。“初の環境ホルモン小説”として評判を呼び、10か国で翻訳・出版されているそうです。
 私は昨年10月に出た地産地消のシンポジウム(ブログにも少し書きました)でオゼキさんがコーディネーター役をしていたことで知り、その直後にも偶然教授のジョアンにOzekiさんの本を勧められました(日本でも出版されていたことは!知りませんでした)。
 日本のアマゾンなどで書評を見ると「現代の闇を鋭く描く」「90年代を代表する話題作」などとあって硬い社会派小説という感じですが、実際はかなりコミカルな文体で、ユーモアたっぷりのストーリーのようです。

 読み途中なのでなんですが、これは99年より今のほうが話題を呼ぶかもしれません。アメリカの牛肉がいかに健康に害を及ぼす危険があるか、をテーマのひとつにしているからです。
 日本の商社が、アメリカの牛肉を日本で売るためのPRドラマ作りをするストーリーを軸に、主人公のひとり、アメリカ人女性のディレクターが、その中でアメリカの牛の生産現場に切り込んで、成長ホルモンや抗生物質投与の問題などに直面し、さらに自分自身も、環境ホルモンに汚染された牛肉の影響で不妊になっていたことが分かるという話(このほかにももうひとりの日本人女性が主人公としてからんでくる)。

 2年前には、アイダホのジャガイモの農家とその家の娘の環境活動家をめぐる話「All over creation」も出し、こちらも評判になっているようです。

 オゼキさんは80年代に日本に留学し、主に関西にいた模様。京都産業大学でも教えていたそうです(日本語もできる方かもしれませんね)。

 オゼキさんの個人サイトもあります!
☆ www.ruthozeki.com

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Feb 20, 2005

エコロジー界のリーダー③ オーガニック・ヨーグルト「ストーニーフィールド」の創始者・ゲーリー社長

img-daily-blog 朝ヨーグルトを食べる方は少なくないと思うのですが、わたしもその一人。
 NYで最初に探したもののひとつがプレーンでできればオーガニックのヨーグルトでした。通常の食品店ではないこともありますが、大手のスーパーなら手に入るのが、このストーニーフィールド・ファーム社のもの。ヨーグルトの売り上げは全米3位とのことです。
 
 この会社、有機ミルクを正当な価格で仕入れると生産者の間で評判がよい上、創始者のゲーリーさんは環境によい工場作りなどを手がけてソーシャルアントレプレナー界でも有名人。

 このほか、会社PRにブログを活用しているところ(画像=サイトのブログの入り口:友人ののざけんさんに教えてもらいました)もユニークです。ここでは女性が骨粗しょう症にならないための「乳製品を日常生活で取り入れるちょっとしたヒント」などを紹介しています。
 消費者といつでもまじめに向き合いますよという姿勢を十分にアピールしていると思います。
 サイトやこの記事にもありますが、カリフォルニア州・ロードアイランドの中・高校で、学校内の自販機(ジャンクフードやソーダが売られている)を、健康的な食品に変えるためのプロジェクトに資金提供を始めたとのことです。

☆オーガニックヨーグルトメーカー「ストーニーフィールド・ファーム」社

 www.stonyfield.com

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Feb 18, 2005

エコロジー界のリーダー② ニューヨーク大学 フードスタディのマリオン・ネッスル女史

152nestle ニューヨーク大学大学院で最近人気のプログラムに、フードスタディ。ブログでも何度か書きましたが、マネジメントも学べるのがコロンビア大とは異なる特徴。
 NYで「食関連ビジネスを始めたい」または「深めたい」という社会人や学生がきているんですが、そこの学部の前学部長・マリオン・ネッスル教授(写真、NYUウェブサイトより)も、トップリーダー50に選ばれていました。順位は30位。

 ●食の安全本がヒット● マリオンさんはUCLA出身で、80年代後半までカリフォルニア大学にいた栄養学の研究者。
2003年に
「セーフ・フード(safe food)」

「フード・ポリティクス(food politics」
 という一般向けの2冊の本(内容は食品企業の内幕や加工食品の作られ方などへの警告メッセージがメーン)を出し、これがヒットして、有名になりました。
 食の安全に関する本は、日本と同じくここ数年注目を集めてきたテーマ。さらにバイオテロの恐怖もあって大量生産・流通に危機感を抱く人は増えているようです。アメリカのBSE問題はバイオテロの恐怖にかき消されているという分析をする人もいますネ。

 最近のNYタイムズの食関連の記事、たとえば、ローカーボダイエットや食生活指針の話なんかで、よく取材されていて、ほとんど毎回名前が出てきます。
 何人かの学生に聞きましたが、大学での評判もよいようですよ。
 残念ながら?コロンビアの関係者はこのトップ50には選ばれていないのですが、NYUのマリオンさんは実力もある旬の人という感じなので、なるほどやっぱりねと思いました。

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Jan 23, 2005

雪の中のトロピカル~カフェテリアと温室

132-3132-4132 今日は土曜日でしたが朝からシゴトがあって、滞在している(ウィスコンシン州の)寮の向かいのカフェテリアで朝ごはんを食べようとしたら・・・土曜日はなんと、10時開店だったのでした(・・・涙)。

 平日は、朝7時から夜11時30分まで開いていて、品ぞろえも豊富。とっても便利で感心したので (コロンビア大のカレッジのカフェは、昼から実質夜8時すぎまで。メニューも多くない) きょうはぜひこのカフェをブログで紹介しよう!と思っていた矢先・・・ほんとアメリカは、NYもそうですが、土曜日の朝は多くの人が寝ているようで、町が静まりかえっているように感じます。

 ●トロピカル① カフェのテーマが熱帯リゾート● このカフェテリアは、学生が主に使っていますが、私のようなビジターも利用できます。コーヒーバー、サンドイッチバー、サラダバー、フルーツバーに、タコス、スープ、ライス、肉類のおかず、卵、デザート、スナックなどなど、目移りします。

 で、ちょっと笑ってしまうのが、このカフェのテーマが、熱帯リゾート、というところ。入り口にはやしの木と島の絵のプレートがかかっていて、周囲が真っ白の雪の中で目立っています(写真右の左側)。中は、緑と茶が貴重のインテリアで、グリーンがたくさんおいてあります。
 はじめは極端な演出をしたもんだと思ったのですが、雪の中をこのカフェに向かうとき、なんだかリゾートに向う気分でうきうきするので、バカにできないもんだと思いました。学生の精神衛生上もいいんじゃないでしょうか!?写真左は、朝ごはん(4ドル程度)

 ●トロピカル② 街中にある大学の公開“温室ハウス”● もうひとつ、このカフェのすぐ近く、町の中心部にも近いところに“熱帯”があります。大学が所有する、巨大なガラス温室で、ところどころ木の柱がアクセントにデザインされていておしゃれ。朝の8時30分から午後4時30分まで、だれでも自由に熱帯の植物が見学できます。ベンチがおいてあるコーナー(写真・右の右側)もあって、そこで本を読んだり、ひとやすみしたりする人がいます(写真の右下でくつろいでいる人、見えますか?)
 これまた銀世界から、一歩踏み入れると一気に熱帯のジャングルになって、何ヶ月も雪の中で暮らす地元のひとには、いい気分転換の場所にになっていると思われます。

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Jan 21, 2005

シカゴのワンタン専門店

133-2133 シカゴのオヘア空港に着いたあと、今回の滞在でずっとお世話になる従姉のノリコさんに、評判のワンタン専門店に連れて行ってもらいました。

 空港からダウンタウンと逆方向の道路沿いにある大きな店「大碗麺 WONTON Groumet」。
ワンタンは、海老入りがメーンのようで、これに細い縮れ麺と、お好みでチャーシュー、ローストダック、牛の角煮、肉だんごなどのトッピングを選べます。価格は、「ワンタンと麺」だけだと4ドル55セント、「肉類を入れる」と5ドル59セント。麺、ワンタン、スープとも、風味豊か。私はチャーシューを選びました(写真左)が、厚さ1センチほどのが10枚近くも入っていて圧巻。お得です。麺の量は日本のラーメンと変わらないので、ふつうに食べられます。

 ノリコさんは、少々はなれた場所にオフィスがある日系企業にお勤めですが、上司の方などと車を飛ばしてランチに来るそう。以前は小さな店舗でしたが、商売繁盛のおかげか、近ごろ改装していまはちょっとしたファミレスのような大型店です。またしても中国人のパワーを感じたお店でした。

 写真右=店を出てシカゴのダウンタウンに向かう途中。前に広がるのがダウンタウンのビル群。

 【シカゴ・オヘア空港近くのワンタン専門店】

 ☆大碗麺 WONTON Gourmet

1405 Elmhurst Road, Des Plaines, IL 60018

tel. 847-427-1183
www.wontongourmet.com
 ※名物はワンタンのようですが中華全般の品揃え

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Jan 15, 2005

新しいアメリカの食生活ガイドライン

 5年ぶりに改訂されたアメリカの食生活ガイドラインが今週出ました。野菜と果物の目標量がずいぶんと増えて、野菜は3サービングが5サービングに、果物は2サービングが4サービングになりました。
 このサービングは品目ごとに異なる“かさ”なので重さに直すことは厳密にはできないようなのですが、青果物合計でだいたい800㌘くらいになると思われます。
 で、日本政府の目標は、野菜は300㌘、果実は200㌘といってよく、一見アメリカの目標より少ないのですが、ここで気をつけなくてはいけないこと。アメリカの場合は、ジュースもドライフルーツもこの青果物のカテゴリーに入れてる点です。今回もこの定義は変わっていないようです。
 アメリカの場合、おとといの青果物ランキングの話ではないですが、最近になって、青果物の中でも「缶詰や果汁より生鮮がより健康にいい」という声が高まっている段階だと思われます。

 ☆アメリカ人のための食生活ガイドラン
米国政府のサイトからどうぞ  www.healthierus.gov/dietaryguidelines

 

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Jan 13, 2005

果物ではグアバがトップ:食品の分野別“総合”ランキング・ガイド

126-22126-1 昨年11月の記事のmariさんのコメントで教えていただいた「CSPI(Center for Science in the Public Interest; 公益科学センター)」の機関紙「NUTRITION ACTION(ニュートリション・アクション)」。年間約10ドルとお得なこともあり、さっそく取り始めたところ、先日、この別冊のガイド本「基本的な食品のベスト・ガイド(your guide to the best basic foods)」=写真右=が届きました。

 これが、果物、野菜、豆、穀物、肉、シリアル、魚介類の各分野で複数の要素を得点化して「ナンバーワン品目」を決めるという、なかなか大胆なことをしています。
 たとえば、

 ☆ 果物 は(カロチン、ビタミンC、葉酸、カリウム、食物繊維)の含有量(一日の所要量を多く満たしているほど◎)から得点化=グアバがトップ、2位メロン、3位ピンクグレープフルーツ (写真左)

 ☆ 野菜 は(カロチン、ビタミンC、葉酸、カリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維)= 冷凍カラードグリーン(ケールと同類の緑黄色野菜) 2位はホウレンソウ

 ☆ 穀類 は(食物繊維、マグネシウム、ビタミンB6、亜鉛、銅、鉄分)=キヌア ※白米は22品目中20位、玄米は10位。

 というような具合です。

このガイドでよいと思う点は二つあって、

・単位が(100グラムなどではなく)、品目ごとに通常1回食べる量であること(たとえば、100グラムに統一すると、一度にそんなに食べるはずのないパセリやレモンが、トップになったりする)。

・冷凍、缶、生鮮の各品目で調べているが、生鮮でも通常火を通して食べるものは、火を通した状態の栄養素で比べていること(これもとても実践的)

でもやっぱりどうかな、と思うのはランキングの表現でしょうか。

 野菜のページのタイトルは、The Healthiest Vegetable とあるのですが、まずは野菜なら何でも食べるところから始めたほうが…と思うところ、緑黄色系の葉物野菜がずらりと上位なので、トマト、アスパラ、カボチャもまん中より下、ナスやキュウリが下位になってしまうのです。これでダメな野菜なんて思われる可能性もあります。

 果物のほうは、下位に缶詰などの加工品が並ぶので(ビタミンCが少ないですもんね)「ああ、やっぱり生鮮を食べると栄養素が取れるんだよなあ」という分析もできる感じです。
 
 そうそうそれから穀物で下位の白米。白いご飯だと、いろんなおかずが一緒に沢山食べられて、トータルの食事として栄養が取れるんだけどね、と言いたくなります。

 と言いつつも、スコア化のアイデアと結果は楽しめるガイドでした。

 これを発行しているCSPI、mariさんのおっしゃるように、食品安全のための調査や情報発信をしている米国の民間団体です。日本の「食品と暮らしの安全基金(前の日本子孫基金、ベストセラーの「食べるな危険!」などを出している)」と似ているなあ、と思っていたら! 同基金の月刊誌「食品と暮らしの安全」に、「NUTRITION ACTION」の翻訳記事が、ずいぶん紹介されているのでした(mariさん、ご紹介をありがとうございました)。

 

 

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Jan 10, 2005

州別のデザインがある25セント硬貨

124-2124 友人のAyaさんに、25セント硬貨に州別のデザインがあることを聞きました(集めている人も多いようです)。
 
 ●ウィスコンシンは牛、ジョージアは桃…● これは1999年から始まった試みで、毎年5州ずつ、合衆国に加盟した順番で、コインを出していく事業だそうです。
 で、これまで6年間に30州分(30種類)出ていて、08年に50州全部がでる計算(Ayaさんのだんな様も収集中)。

 わたしはウィスコンシン州を訪ねる予定なのですが、(なかなかウィスコンシンの場所や、州の特徴を思い浮かべる日本人が少ないなかで)、Ayaさんは“牛が多いところ”であることを、このコインを見たこともあってご存知でした。
 
 ウィスコンシンのコイン(写真左)の柄は、牛とチーズとトウモロコシ。昨年出たばかりでピカピカです。前のルームメートのジェフは「ウィスコンシンは、人より牛が多い。日本の北海道のようなところ(日本訪問歴はないが地理に詳しい人でした)」と話していましたから、かなり牛、や酪農のイメージが浸透した州であることがうかがえます。

 ほかに農産物の柄を採用している州は、思ったよりも少ないのですが、たとえば
・桃…ジョージア州
・メープル…バージニア州
・馬…ケンタッキー州
・麦…アーカンソー州(ほかにダイアモンドも)
というのがありました。

 ちなみに州には“愛称”があり、ジョージアはThe Peach State(ピーチの州)。ウィスコンシンは“The Badger State”(アナグマの州)などというそうです。写真右は、フィラデルフィアの独立記念館で買った各州の地図、入植歴史の概要が分かる小冊子。州の花や木の一覧もあり、コインの柄のワケもこれを読めばだいたいわかって楽しいものです。

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Jan 06, 2005

アメリカの菓子をテーマに初パーティ

S11120 カオリさんの発案で、(少なくとも日本人にとって)「これ食べられるの?」というアメリカの菓子類を持ち寄るパーティを開きました。
 参加者は、日本人女性6人で、主に友人の大学院生と、旅行で滞在中の友人ろさん(ドクター)。
 写真右の蛍光ピンクのケーキをはじめ、ろさん(写真左)の持つ皿にあるような、強烈な着色のスィーツたち。ふだんの生活ではまず買わないだろうもの、そしてアメリカの子どもの少なくとも一部が食べているもの・・・体験してみました。

 詳しくは近日中に、マイフォトにアップします。盛り上がりましたが…残した菓子は各自のおみやげとなりました。

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Jan 03, 2005

買い置き食材にちょっと感激のB&B(フィラデルフィア)

118-2118-1 元旦は、友人宅でおせち&ターキーの和洋折衷お正月メニューを楽しみました。参加した日本人の方も、しみじみと日本の味付けの細やかさを味わっていたようですよ。

 さて、フィラデルフィアのレポートをもう少し続けます!
 ●全粒粉パンにリンゴとバナナ● 滞在先に選んだ街中のB&B(ベッド&ブレックファスト)。そこの朝食は、プライベートキッチンにある食材を使って、自分たちで用意するスタイルだったのですが…シンプルながら納得の品ぞろえでした。
 2泊分(=2人分の朝ごはん2回分)で、
 写真右=リンゴ6個、バナナ5本、全粒粉のパン1斤、オートミール、ブルーベリージャム、牛乳、コーヒー、紅茶(なぜかアールグレイのみ)。

 パンが全粒粉で、ジャムがブルーベリーだったこと、とても些細なことなんですが“ちょっと嬉し”かったです。
 オートミールも20分くらい鍋にかけるだけで、あたたかく繊維の多い主食になってよかったです(写真左)。

 部屋は、アンティーク・ロウ(Antique Row)という、アンティークショップの並ぶ一角にあり、建物は1826年に建てられたもの(雰囲気があってよかったですが、バスタブがなかったのと、木の床がちょっと鳴るのが少々、気にはなりました)。

 フィラデルフィアのB&Bは数も多く、質も高くて評判がよいようです。
 私は今回、同州全体のB&Bをまとめて予約を受け付けるウェブサービス(Connections Bed & Break fast; www.bnbphiladelphia.com)を使いました。
 こちらのサービスはすばやくて親切でバッチリ。お勧めです。

 ☆フィラデルフィアの中心部にある、アンティーク・ロウのB&Bのひとつ

 Oakford B&B
  1203 Pine Street, Philadelphia
  tel 215-546-2705

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Jan 02, 2005

フィラデルフィアの有名店「ホワイト・ドッグ・カフェ」

117-2117-1 皆様、明けましておめでとうございます!
 NYの元旦は快晴です。NYでは月曜日の3日から働くひとが多そうです。お店は明日開店のところがほとんどのようですよ。
 
 ●“地産地消”レストラン● さて、新年最初のレストランは、フィラデルフィアの「ホワイト・ドッグ・カフェ」です。
 ここもまた、社会起業がキーワードのお店。マキさんから借りた新書・斉藤槙さん「社会起業家」(2004)岩波新書にも出ていますし、大学の授業でも紹介されました。学生の間でもかなり有名な店のようで、ここを始めたオーナーの女性、ジュディ・ウィックスさんの名も知られています。

 お店は、ペンシルバニア大学の敷地に近い、古い町並みの一角にあります。20年前の開店当時は、小さなコーヒーショップだったそうですが、いまは大きなバーカウンターのあるシックなアメリカ料理のレストラン。大学が休みで、ランチとディナーの間のバータイムだったにも関わらず、ほとんどのテーブルが埋まっていました。

 いただいたのは、ビーフハンバーガー(写真)10ドルちょっと。揚げたてのポテトチップス、レタス、タマネギ、ピクルスなどがついた定番ですが、ポイントは、食材を主に地域の小規模農家から仕入れているところです。
 今回はビーフ(安全なひき肉かもしれないとつい注文。初の外食ハンバーガーです)でしたが、肉では特に豚肉が、同州のランカスターにあるアーミッシュコミュニティの豚も使っていて、名物のようです。

 また、お店の一角にはパンフレット類を並べたコーナー(写真右)があり、
・店で使う食材の説明パンフ(タイトル:Where does our food come from?)
 地域の食材を使う理由、農家のリストなどが載っています
・トークや読書会などのパンフレット(食・農のトピックに限らず、環境問題、イラク戦争などの政治的なテーマを取り上げているのも、このお店の特徴)

などがありました。また、フィラデルフィアの農家団体や環境団体のパンフレット、食・農関連の本も並んでいました。
大学関係者や学生がメーンのお客のようで、こうした政治的なメッセージも違和感なくお店の雰囲気になじんでいます。

ホワイト・ドッグ・カフェ(フィラデルフィア)

 3420 Sansom St., Philadelohia, PA
地下鉄34丁目の駅から徒歩5分ほど。
 お隣は、同じくジュディさんがオーナーの「ブラック・キャット」(www.blackcatshop.com)というアンティーク雑貨屋さん。ホワイトドッグカフェのトレードマークである白い犬のついたTシャツやエプロンなどもあり。

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Dec 24, 2004

NYタイムズ フロリダのトマトに関するちょっと辛口な社説

115 おととい地場産を意味するローカルのことを書いたら、“とまとまかあさん”(かわいい…)家族のブログ「キッチントマト」より、うれしいトラックバックをいただきました。
 これに関連して、おととい、今日と、小さい記事が、NYタイムズに載っていました。フロリダの“マズイ”トマトについて(パート2)です。

 まずは12/21の一般記事:「(仮訳)フロリダトマト委員会“味は二の次、こんなトマトは不恰好すぎてよそに売れない”」

 ●州外への販売を断られたぶかっこうな品種● 記事は、今シーズンのフロリダのトマト(全米の冬トマトシェア70%)が、夏のハリケーンの影響で大不作、小売価格は例年の2倍になっている(日本農業新聞、11月15日付)ことが、背景にあります。

 それで冬のトマトをフロリダに頼っている東海岸の人々は、いつもの年よりトマトを欲しているわけですが・・・
 あるフロリダの生産者の「UglyRipes(ぶかっこうな実…写真でみるとカボチャのよう)」という品種が、見かけが悪いことを理由に、選別・販売を担当するトマト委員会(フロリダ産トマトの90%を集荷しているとのこと。生産者もこの委員会のメンバー)から、州外への販売を断られた、というのがニュース。
 その品種は、味もよいらしく「見かけがなんだ、おいしいトマトを売って何がわるい(これはかなり意訳・短縮しています)」というような生産者(会社)のコメントと、「市場が赤くて丸いトマトを求めているのだ」という委員会の立場のレポートでした。

 ●味のないスーパーのトマト協会!?● そして、きょう12/23の社説「格好のわるいトマト(The Unshapely Tomato)」では、すっかりこの「フロリダトマト委員会」がワルモノになっていました。
 記事は、

“この委員会は
「フロリダの、丸くて、赤い、トマト委員会」
 the Florida Round Red Tomato Committee

「味のない、冬場の、スーパーマーケットのトマト委員会」 
 the Tasteless Winter Supermarket Tomato Committee
に名前を変えたらどうだろう。”
 から始まって、

Continue reading "NYタイムズ フロリダのトマトに関するちょっと辛口な社説"

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Dec 23, 2004

がんばれ!?生(なま)ツリー業界

112 2年前のテレビドラマ「アリー・マイ・ラブ4」で、アリーと彼が、2メートルくらいある本物の木をボストンの街中で買い、家に担いで帰るシーンがありました。アリーが“クリスマス大好き女”という設定だったので、「あんな大きな木を!もの好きだなぁ」と思っていたのですが…それと同じヤツが、NYの街中、あちこちの路上にずらりと売られてて驚きました(写真)。ああこれだったのか、という感じです。

  19日に出ていたアメリカのヤフー・ニュースによると、生ツリーの98%は栽培されたものだそうです。最大の産地は、西海岸のオレゴン州ですが、どの州でも生産されていて、エコマガジン「オーガニックスタイル」のツリー特集には「地元のものを買おう(※あとでもう少しかきます)」とありました。

 「生の木をこんなに消費していいのか(統計によると2300万世帯分)」という疑問は、アメリカのオーガニックな人々も抱くものらしく、このツリー特集、面白かったです。
 「カットツリーを買うことは、自然を破壊する行為ではありません(It's not a crime against nature to have a cut tree)」と、始まるこの記事。ツリーをエコロジカルに楽しむハウ・ツーの概略は

 1.生ツリーを買おう(Keep it real)

 ● 生か人工かで迷うなら、生を買おう。栽培されている間、1エーカー(40㌃)当たり、毎日18人に必要な酸素を出す。

 ● 地元のものを買おう(Buy local)
 
 ツリーがどこ産かを聞いて、近くの農家から仕入れている店で買おう。

 ● 森からもらおう(Forage in the forest)

(これが面白い)アメリカの国有林は、木を間引くために、クリスマスツリー用の木の伐採を認めているので、許可証を得て、木を取りに行こう。オーガニックで、しかも森林火災の予防になるる。
 国有林の紹介~www.fs.fed.us (11月の初めから、1本5ドルほどで取れるようです)
 
2.長もちさせよう(Make it last)

● 生ツリーは室内で4~5週間もつ

 ・飾る前に木の切り口を3センチほど切る→湯につける→しばらくおく

3.リサイクルしよう(Recycle it)

 ● ツリーは生分解性(biodegradable)だし燃えるごみに出してもよいが、ほかのリサイクル法もある。ウェブサイトの紹介 www.earth911org. (地域を郵便番号で検索し、リサイクル収集場所などを提示)。地域によっては、チップにして、庭や公園、森の歩道にまいたりしているとのこと。

●ライバルは中国産のニセツリー● この雑誌「オーガニック~」は生ツリーをサポートしているのですが、実際にはツリー業界は苦しいようです。ライバルは中国産の人口のツリー。生ツリーは20年で3割あまり減ったそうです(19日のヤフーニュース)。このニュースでは、生クリスマスツリーの生産者協会が、
今年初めて行ったPRキャンペーンを紹介してました。「生の木ほどクリスマスらしいものはない(Nothing Says Christmas More Than a Real Tree)」をキャッチフレーズに、エッセイコンテストや奨学金募集、トムハンクスがプロデュースした映画「ポーラーエクスプレス」とのタイアップなどなど、いろいろ手を尽くしている様子をレポートしていました。

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Dec 22, 2004

アメリカでいう「地元産(ローカル)農産物」 の範囲

113 11月末に出たワールドウォッチ研究所の本「Eat Here」を、すこしずつ読んでいます。アメリカでいま起きている「ローカルフードを賞賛する動き」をレポート・分析する本です(写真左、右下のアフィリエイト本コーナー参照)。

 ●ローカルの定義は?●  著者のブライアンさんは、コロンビア大のジョアン教授の友人で、クラスで特別講義にも来ました。
 
 この本にもそう書いてあるし、講義の話でも出て、ふーんと思ったのが、アメリカで「ローカル(地元、地場産)という言葉は、定義がいまのところない」ということです。ローカルは、Eat Locally とか Local Foodなどという場合によく使われています。

 日本の場合は、同じような意味合いで最近よく使われている「地産地消」といえば、せまくとらえれば市町村とかJA、大きくくくれば国内といえると思われますが… 
 アメリカの場合、国が広くて「国内産」で、くくれないのがまずポイント。授業でよくでる「ローカルに“反する”典型的な例」として、

・ニューヨークで食べる、カリフォルニアのイチゴ (一年中売っていて、マズイ)
・ニューヨークで食べる、フロリダのトマト (冬にでまわり、マズイ)

の話を聞くので、「アメリカ国内ならよい」とはいかないことだけは、はっきりしています。
 
 個人的には地域ごと、目的ごとにおのずと決まる範囲があるような気もしますが・・・ローカルの定義は、消費者からもときどき出る質問らしく、 教授のジョアンは、いまのところ「一晩ドライブして届けられる距離」としています。
 本では、エコロジストのゲーリーさんという人の定義も紹介していて、これは「地域の水利から割り出した、半径400キロ以内」だそうです。 

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Dec 21, 2004

アイスクリームメーカーのベン&ジェリー とカロリー表示のパンフ

1072107 きょうは…NYはこの冬一番の冷え込み。最高気温がマイナス8度、最低が同11度でしたよぉ。 

 さて先日、長距離電話の加入でアイスクリームをサービスする社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)、ピーターさんのことを書きました。
 そのアイスクリームメーカー「ベン&ジェリー」、コメントで陽さんに教えていただいた通り、環境・社会問題に取り組む会社としてアメリカのビジネス界では有名なところでした…(確か日本でも売っていましたよね)。勉強がてら?アイスクリーム、ちょっといただいてきました。

 ●全種類で栄養表示● さて、お店では期待どおりのパンフレットを置いてました(写真)。
 ・From Cow to Cone(カウからコーンまで)というアイスができるまでのかなりくわしい説明と
 ・Everything you ever wanted to know about what's in our ice cream and then some(ずっと知りたかったアイスに何が入っているか)
 というタイトルの全カロリー、栄養成分表示
が主な内容。

 いただいた「バターピーカン」は、全種類の中で一番高い270㌔㌍。まあそうだろうナ、と思って単位を見ると、1スクープ当たり。食べたのはおそらく2スクープのよう(1カップ分)なので、これは倍の540㌔㌍?ただ、それもハッキリしないんです。こういう表示がヨクナイ!ベン&ジェリーがんばってるけどオシイ!!と思って店を出たのでした。

 ベン&ジェリーについては、マキさんから借りた、斉藤槙「社会起業家」(岩波新書)(第1章の1)でよくまとめてあります。2000年にユニリバーに買収されながらも、その経営理念は受け継がれている、との評価だそうです。

 ☆アイスクリームメーカー「ベン&ジェリー」 www.benjerry.com

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Dec 17, 2004

“スーパー抗酸化ピザ”その名も「ZEN(ゼン)」!

111 今夜は笑えるピザを見つけてしまいました。前から気になっていた店で、店名は「ナチュラルピザ カフェビーバ」。どうやら、ユダヤのコーシャーのルールにのっとった食材で作る、とてもヘルシーなピザ屋のようだったのですが…。
 
 ●チーズの代わりの材料は…● ピザがずらりと並ぶカウンターで目を奪われたのが「ZEN」の文字。
 ニューヨークでは最近「ZENスタイル」などといって、おしゃれな和のテイストが大人気のようなのですが、ピザの名にもなるとは(たとえば、マックのアイポッド(音楽を聴くツール)に追随して出たウィンドウズ系の新商品の音楽ツールも、「ZEN」という名前で、大好評売り出し中です)
 気になる具をみると、チーズの代わりにしかれた白いペーストは、「緑茶で香り付けした豆腐と味噌(Green Tea Herbed Miso-Tofu)」。
 そのほかのトッピングは
 ・シイタケ
 ・マイタケ(目視では確認できず)
 ・緑茶とバジルのペースト
 ・タマネギ
 ・ドライトマト
 ・ニンニク
 さらにピザ台は“緑茶粉末入り”で、最後にカッコして「スーパー抗酸化ピザ(super anti-oxidant pizza)」とありました。
 
 お味の方は…うーーん、まずまず。ドライトマトとニンニクが利いているので食べられます。豆腐料理コンテストがあったら「アイデア賞」か「努力賞」って感じでしょうか。緑茶料理コンテストでもいけるかもしれませんが。
 御代は、写真の1切れで5ドル25セント。ほかのピザより1ドルあまり高く、緑茶で高付加価値をねらっていることは、まちがいありません。緑茶=抗酸化のイメージ、これはかなり広がっているなと感じました。

☆カフェビーバ(CAFE VIVA)2578 Broadway, at 97th St.
電話 212-663-8482
 

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Dec 14, 2004

クッキーづくりはこどもの仕事

1032103大学のパム先生の提案で、パムのこどものほかにも近所のお子さんを呼んで、クッキーメイキングをしてきました。
 こどもは6歳が2人(ベン・写真右、アイザック)と3歳が2人(ギャリソン、パトリシア)。抜き型を出すやいなや、つぎつぎと作り始め、なかなか慣れている様子。写真左はアイザックとギャリソンの兄妹ですが、来週彼らの家でも「ジンジャーマンクッキーを作る」そうで、クリスマスのクッキー作りは、多くの家で恒例のようです。こどもがキッチンに親しむいい機会なんでしょうね。
 
 今回は、ブログで知り合ったニューヨーク市立大で栄養学を学ぶアサコさんと一緒でした。近日中にアサコさんのこと、ご紹介したいです。

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もうひとつのホリデー・ハッピーハヌカでおいしいコロッケ

102 週末はマンハッタンの北に広がるブロンクスのお宅のパーティに行きました。カズエさん(マキさんの友人)・ノーマン夫妻が催した「ハヌカ(Hanukkah)」(つぎで説明します!)をお祝いするためです。

 ●ハヌカ“光のお祭り”→油に感謝して→揚げ物を食べる● 
 ハヌカは、ユダヤ教のお祭りのひとつ。ユダヤ暦でだいたい、キリスト教のクリスマスと時期が重なります。
 
 ノーマンさんに教えていただいたハヌカの由来は…(日本語のサイトも参考にしました;www.myrtos.co.jp/topics 紀元前2世紀ごろ、ギリシャ人に占領されたイスラエルの地で反乱を起こして勝った際、ひとつだけ残っていたランプを神殿でつけたところ、1日分の油で8日間も燃え続けたという言い伝えにもとづくそうです。
 
 そこで光があることに感謝すると同時に、光をともす油にも敬意を表し、揚げ物を食べる、そうです。8本のロウソクを立てる特別なロウソク台が、ハヌカのシンボルになっています。
 
 ●大好評のカズエさんのコロッケ● カズエさんのパーティ料理は、アボガドディップにサラダ、豆腐のひき肉詰めにカボチャスープ、パウンドケーキと圧倒される豪華な品揃え(以上全部てづくり)だったのですが…さらにハヌカの揚げ物として手作りのコロッケ、ジャガイモとサツマイモの2種類でした。
 特にサツマイモは、自然な甘さが生きていてほくほく。10人近く集まったアメリカ人カップルにも大好評のようで、何度もおかわりしていました(写真の手前に写っているのがコロッケ、左がカズエさんです)。
 
 ニューヨークでもアッパーウェストサイドはユダヤ人が多く住んでいて、ユダヤ教の「コーシャー」というルールに基づく食べ物を扱うお店が目につきます。先日ご紹介した塩(コーシャーソルト)やベーグル、ポテトパンケーキなんかは、日本でも、少しずつ、知られてきたんじゃないでしょうか。

 厳密には旧約聖書にもとづいた細かな規則があるようですが、今回のハヌカと揚げ物の関係はシンプルで分かりやすく、寒くなる年末にふさわしい、暖かな食卓でした。 クリスマスを意識して、近年お祝いの仕方が盛んになっているということですが、こちらもよい祝日だと思います。
 

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Dec 12, 2004

マンハッタンにも畑があった1800年代初頭

101 19世紀に建てられた商人の邸宅で開かれた、留学生対象のパーティーに参加しました。邸宅はいま、マーチャンツ・ハウス博物館として保存、公開されています。
 ●窓からの景色は畑● この家は1832年に4丁目に建てられ、当時の家具や調度品がよい状態で保存されている貴重なものだそうです(写真=1階の食堂。マホガニーの家具は木材をヨーロッパから運び、ニューヨークで仕立てたもの)。
 商人夫妻の8番目の娘さんがここで1933年に亡くなったあと、すぐ3年後の博物館になったとのこと。閉館後の夜の時間を使い、ガイドさんが家中を案内してくれました。

 家が建って家族が住み、家族全員が他界して博物館になるまでの約100年。NYの街の変化が、目に浮かぶように話をしてくれました。
 1832年 家ができる 周囲は畑
 1840年代工場が建ち始める 
 1871年 グランド・セントラル駅ができる(開業は1913年)
 1902年(最初の高層ビル)フラットアイアンビルができる  
 1904年 最初の地下鉄が開業する
 1920年代ウォール街が世界の金融の中心になる
 1931年 エンパイアステイトビルができる
 1936年 家が博物館になる
 
 ニュージャージー州やロングアイランド、NY州北部は、1960~70年ごろまで豊かな農業地帯だったそうですが、マンハッタンも入植当時は耕されていたのですね…。東京23区で畑は見ても、マンハッタンでお目にかかったことはなく、面白い話を聞きました。
 またこの家族は、陶器の貿易商だったとのことで、扱っていた華麗な古伊万里のティーセット、朝食セットなども展示されていました。

☆マーチャンツ・ハウス博物館(Merchant's House Museum)

29 E. 4th St. (bet. Lafayette & Bowery St.)
開館は (木)~翌(月)の1:00pm-5:00pm

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Dec 11, 2004

クリスマス休暇に食べものを「シティハーベスト」に大学も協力

100 学校の入り口に、食べ物を寄付するコーナーができました(写真)。

 ●貧しい人の休暇用に● 呼びかけているのは「シティハーベスト」(www.cityharvest.org) というニューヨークの民間団体。20年あまり前に、市内のレストランの余った食べ物を、貧しい人に分ける事業を始めた有名な組織です。いまは、市民の寄付(食べ物だけでなく、お金も)もつのっています。
 これに、大学の中の関連するグループ「フードドライブ(Food Drive)」が、協力して、大学内の食べ物集めを引き受けているようです。クリスマスや、そのほかの宗教関連の祝日が始まる12月後半に向けて、貧しい人に食べ物が渡るよう、学生も協力するというわけです。

 コーナーには“のぞましい食べ物”リストがあり、
とくに望ましい(highly recommended)のが、

・乾燥豆または豆の缶詰
・缶詰の野菜
・缶詰の果物
・常温保存できる100%果汁 

とありました。生鮮野菜や果物は認められないので、仕方がないですね。少しでも野菜類をということなのでしょう。このほかコートなど衣類を募るコーナーも街角にちらほら出てきました。
 

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Dec 10, 2004

授業【ニュートリションエコロジー⑬】「長距離電話でアイスクリーム&NPOに寄付」

1206_014 来週にむかえる今学期最後の授業は、持ち寄りパーティが恒例とのこと(たのしみです)で、きょうが実質、しめくくりのレクチャー。テーマは、「HOPE(希望…ちょっと気取ったニュアンスでしょうか)」で、話題の中心はピーター・バーンズさんという、元ジャーナリスト、「ワーキング・アセット(Working Assets)」という会社をはじめた方でした。

 ここで食育プログラムを学んだ学生さんたちが、どういう姿勢で社会で仕事をしたらいいか、を話し合う時間になったのですが、そのモデルとしてこのピーターさんの生き方(写真=授業で使ったピーターさんの昨年の講演の冊子)が取り上げられたわけです。
  ●利用するたびにNPOに寄付● ピーターさんは70年代まで、ニューズウィーク誌やニューリパブリック誌などで記者を務めた方。その後、地球の環境を良くするなどの活動をするNPOに利益を寄付する会社を起こし、1995年の北カリフォルニアのソーシャルアントレプレナーに選ばれています。
 教授のジョアンがとても評価する事業のひとつが、同社の「長距離電話サービス」。加入すると、各自の利用料金の1%をNPOに寄付、アイスクリーム(これがおいしいらいしい!)がもらえ、請求書はリサイクル紙、しかも料金はAT&TやMCIなどの大手電話会社と同じ。このほか年会費無料で買い物をするたびにNPOに10セント(約10円)寄付するビザカードなどのサービスもあります。ワーキングアセットのホームページは、www.workingassets.com

 ●“エコロジカルアプローチ”を食育にも● わたしが今いる大学の食育プログラムでは「エコロジカルアプローチ」という視点を、歴史的に重視してきたようです。人の健康によいだけでなく、それが地球の環境にとってもよいものか、地域の農業をまもることにつながるのかという視点を養い、卒業してからの仕事に役立てることを期待されています。
 ピーターさんは、食の専門家ではないようですが、持続可能な環境・農業という視点から、ビジネスをはじめたところが、学生にとってよいモデルになるということだと思います。ひとりひとりの仕事は小さくても、食教育を通じて、より持続可能な農業や環境に貢献することができるのですよ、というのが、この科目のメッセージのひとつでした。
 「この授業はわたしの、栄養専門家としての人生を変えた」という学生の声が、毎年聞かれるとのことです。あと1回でおわりですが、わたしにとってもほんとうに意義深い授業でした。

 ソーシャルアントレプレナーや、環境に配慮した企業活動のトレンドについては、先日ご紹介した、ジャーナリストのマキさんの専門分野のひとつです。
 
 今月4日発売の雑誌「ソトコト」の特集「2005年ロハス大予言」にも、マキさんの読み応えのある関連記事(コロンビア大 MBAホルダーのロハス戦略とは?)が載っています。
 興味のある方は以下のサイトをどうぞおとずれてみてください(ロハスについての説明も、こちらでどうぞ)

マキさんのブログ   
☆「ソトコトnet.」 (木楽舎) www.sotokoto.net
 

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Dec 04, 2004

アメリカの食器は大きくて重い!

 同じアパートメントの4階に住む日本人女性、ハヤミさんに、日本の食器類をいただきました。小鉢5つ、箸2膳、箸置き4つ、湯のみ4つ(写真)――です。95.jpg
年末には夫がくる予定でまたフォークで白飯を食べるのもなんだし、日本の食器は軽くてサイズも適当でだんぜん扱いやすい!!帰国のときはどなたかに譲ろうと思います。
 ●小皿がない…● 日本から持ってきた食器は、箸とみそ汁用のおわん1個だけ。茶碗は、こちらの小さなボウルで代用。なかなか見つからなかったのが、小さな取り皿でした。果実やヨーグルト、ちょっと野菜を食べるとき用のものです。キャンドル入れらしき器がちょうどよいサイズだったので、2つ買って使ってました。
 ディーナ宅では、一番小さい皿が、日本でいうカレー皿です。皿洗い機で洗うには丈夫で便利なのでしょうが、これを取り出して棚にしまうのがまたひと苦労。皿が大きいと料理もつい盛ってしまうので、器の大きさから改善するのも、アメリカ人の食事量を減らす手かもしれません。日本では、ダイエットのアイデアで、ご飯茶碗や弁当箱を小さいのに変える、なんていうのがありますが、アメリカではどうなんでしょうね…。

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Dec 01, 2004

アメリカ風 なべ野菜セット?

 父は日本では何でも、本当に何でも不平不満なく食べるのですが…この4日間、外食で食べるどの料理もあまり口に合わないようです。初日の日本“風”レストランで出てきた、大量のひじき煮、インスタントのみそ汁、寿司が出るのに白飯がつく…などなどの違いに加えてサービスの差…楽しめる範囲をやや超えているようで、なるべく自宅で食べたほうがよいかも、と思わされました。
 ●近所の八百屋で発見● なにか野菜料理でもと思い、いつもの八百屋(韓国人経営のhan's family market)で買い物中、見つけたのがこの「スープグリーン」という野菜セットのパック。①ニンジン約2本分、②タマネギ半個、③リーキ10㌢分、④セロリ約1本分、⑤イタリアンパセリ一握り、⑥パースニップ1/2本(parsnip 白いニンジンのような姿、土の香り、少し甘い)1個、⑦チューニップ(turnip、カブを大きくしたような姿、味)1/2個、が入っていました(写真1)921.jpg
 全部で重さ800㌘、おそらく1家族分で、3㌦17㌣(約330円)。写真2=一部を切ったところ922.jpg
生鮮野菜自体が安いので、このセット価格も驚くほどの安価ではないと思います。ただ、ばら売りの生鮮野菜と比べても、それほど加工賃を上乗せしてる感じではない(あまり割高ではない)です。
 ●量のバランスはいまひとつ?● 日本でなべ野菜セットというと「2、3日経過した売れ残り」も入っている印象ですが、これはぱっと見たところ鮮度の具合はよく分かりませんでした。鮮度よりも、ニンジンとセロリがやたらに多く、もっと使いたいリーキとタマネギがほんのちょっぴり、というアンバランスが気になりました。
 もちろん、1人分、2人分を作る私のような生活者には非常に便利。これにベーコンとサヤインゲン、トマトスープを加えて野菜トマトスープにして食べました(写真)923.jpg

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Nov 27, 2004

日本茶ティーバッグはカリスマホストの推薦でした

 同居人ディーナのみやげリクエスト「日本茶ティーバッグ」。「まずいお茶でファンを逃してはならない!」と、夫がくれた高級茶葉とお茶バッグ(茶葉をそのつど入れてポットに入れるタイプのもの)を持参したのですが…ディーナがティーバッグを欲しがったのには、訳がありました。
 ●ティーバッグを乗せて“くま”解消?● ディーナが好きなTV番組のトークショーで10月、医者を招いて「緑茶」特集をやってたのが要因でした。その中で「緑茶ティーバックパック」が提案されていたようなんです。「緑茶を入れたあとの温かいティーバッグを目の上に乗せると、目の下のくまが消える」とかで、ディーナはすっかり試す気でいたのでした。
 ●大人気女性TV司会者、オプラさん● 確かに温かければ血行は良くなるだろうし、ビタミンCや抗酸化成分も多少は残って何らかの作用はするのかも…と思い、疑問を呈するのはやめてしまいましたが…。ともかく、そのトークショーの女性ホスト、オプラ・ウィンフレーさんという方は、いまアメリカで大人気、影響力のある女性タレントの一人のようです。
 私はウェブサイト(www.oprah.com)をみて、その一端を垣間見ました。自分の月刊誌も出し、毎日午後のトーク番組を持ち、ライフスタイル提案に絶大な支持を受けている様子。私は彼女を知らなかったので「これは(逮捕されたカリスマ主婦)ポスト、マーサ・スチュワートか」と思ったのですが、彼女のキャリアは長く、映画にも出演しているとのことで、ここ最近の人気ではなさそう。また、黒人女性として体験した苦難を乗り越えて今がある点も、マーサと異なる部分かもしれません。ディーナも黒人女性として彼女の活躍を誇らしく思っているようです。

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Nov 19, 2004

 今から授業なのですが、BSE2頭目の疑いのある牛が検査中とのこと。場所も、もちろん月齢なども情報はまだいっさい伏せられています(日本時間朝6時)。前回はクリスマス前、今回はサンクスギビング前ですね。ラジオでは「日本などアジアの主要国と輸入再開交渉中でタイミングがわるい」と伝えていますが。

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ニュージャージー小旅行②韓国、日本人の多く住む町「フォート・リー」

 さて、ラテンコミュニティの「パターソン」で昼食をいただいた後、同じニュージャージーのフォート・リーに行きました。シッターをしている韓国のユンジンさん宅を訪ねるためです。
 ●日系、韓国系のコミュニティ● フォートリーはハドソン川をはさみ、マンハッタンのすぐ対岸にある町。ニューヨーク便利帳(山と渓谷社)によると、約20年前から日本人のコミュニティができたとのこと。最近は韓国人が増え始め、韓国系の店舗も目につきます。日系マーケット「ミツワマーケット(旧ヤオハン)」もここにあります。
 ユンジンさんのお宅は、公園の中にある新しくきれいなマンション。白が基調の暖かなインテリアの中で、韓国の家庭料理をごちそうになりました(写真)。豆腐入りのホットなスープ(右下)、ブロッコリーの温野菜サラダ風和え物(中)、牛肉のコチュジャン煮(上)などです。831.jpg
 ビールを注ぎあったり、お茶を何杯もいただいたりして、日本の食卓がなつかしくなりました。ごちそうさまでした。
 帰り道はマンハッタンの42丁目にあるバスターミナルまでバスを利用。50分くらいで到着しました。なかなか便利な場所。NY郊外生活も快適そうです。写真=3歳のスンホ君、ハングル習得中。 832.jpg

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Nov 12, 2004

柿を買ったら渋柿でした

 以前イタリア・ローマの市場で柿をKAKIとして売っているのを見て驚いたのですが…NYでも柿といえば、Japanese persimmon(日本の柿)、もしくはそのままKAKIと呼ぶようです。
 ●渋を抜いてない蜂屋柿● ひと通り出始めのリンゴを食べたのでつぎは柿。ところが…!この柿、ぜんぜん渋を抜いてない渋柿だったんです。
 お店でよくみるのは、渋柿「蜂屋柿」=HACHIYAと、甘柿「富有」=FUYU。わたしは1個1ドルのHACHIYAを買い(写真)79.jpg結構熟して柔らかいやつだったんですがこれを口に入れると…すごいタンニンでした。日本では(自分でためしたことはないんですが)はやく渋をぬくには、焼酎につけて新聞紙にくるんでおいて置いたりするそうですよね?
 ●“ただおいて置く”渋抜き法指示● アメリカではどうなんでしょう。手元のミニ青果物事典(Field Guide to PRODUCE)によりますとーー室温で1週間おき、果肉が透明になったら食べごろ。もしくは、一晩凍らせて翌日解凍する(!)、一度熟したらもたないのですぐ食べるように、とのこと(さきに読んでおけばよかった)。ちなみに主産地はカリフォルニアで、旬は10月、出回りは12月まで。蜂屋柿はとろとろ系の果肉ということもあり「つぶしてパンケーキやワッフルに加えるとよい」ともヒントがありました。なるほど。
 そうそう渋があることは英語で、astringentといいます。

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イチヨさんのパーティ

 ダイエットと節約をかねて外食は週末までおあずけ…の今週ではありますが、代わりに調理熱が上がってきました。イチヨさん宅のパーティで楽しい即興料理をみたことが影響してます。
 ●ドライトマトのチーズ焼き● イチヨさんは6月からNYにきていて、その友人など10人ほどが集合。夜7時から0時ごろまで、すっかりくつろぎました。パーティの主役は集まった「人」で食べ物ではないと言われたりします。イチヨさんや友人の料理は、ほどよく工夫されてておいしく、人の出会いと会話をじゅうぶん盛り上げてました。まねしたいと思った2品をご紹介。
 1…ドライトマトのチーズ焼き シンプルだけど奥深い味わい。チーズを変えても楽しめそう 741.jpg

 2…納豆オムレツトースト エガさん(男性)がさささと作ってくれました。青海苔が隠し味742.jpg
このほかにも、スティッククラッカーに生ハムを巻き、バタークリーム(バターを取ったあとの脂肪の少ないクリーム)をつけた前菜(これはご友人のサトミさん発案)、手巻き寿司ならぬ手巻き生春巻き、お手製のティラミス(!)、などなど。わたしと同じ単身赴任とは思えぬ(イチヨさんもだんな様が日本)食材のストックにも感心いたしました。 
 ☆ここでブログのご縁などで、知り合ったNY在住の方(NYの食に精通した方も!)を、まずはお二人ご紹介・・・ぜひたずねてみてください!
 「かりぼなー!!」 NYの食をめぐるあれこれ・・・とっても詳しく面白い。文章も楽しい!
 「NEW YORKものがたり」 日々のできごと毎日よみきりのうつくしくシンプルな文章!

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Nov 05, 2004

授業【ニュートリションエコロジー】⑨食品の安全を考える~日本の全頭検査を支持するアメリカ人グループ(学生)に初遭遇~

 ブッシュ再選を受けて「とても失望したわ(I was very disappointed)」という教授・トニーの言葉で始まった今日の授業。
 今月のテーマは、食品産業関連(Industriarized food system)で、第1回目のテーマは食品安全("Is modern food really safe at the plate?")(ともに意訳しています)。
 トピックは
①背景=米国の食品安全行政の歴史(USDA、FDA、EPAのそれぞれの役割を1970年代から追う)
食品の大量生産に伴う問題として
②農薬と食品添加物(人工的に加えたものから発生した問題)
③食中毒とBSE(フードシステムから発生した問題)
 でした。
 ディスカッションはBSEと、食品安全をつかさどる行政システムのあり方の2点に集中しました。
 宿題のリーディング20本(主に論文と新聞記事)のうち、3割の7本が昨年末から今夏のBSE関連。ほとんどが米国の牛肉の安全性の問題を指摘するものだったため(私も含め)学生たちも牛肉の生産・管理体制に対する理解を深めたようです。
 ●日本の管理体制に感心する学生● 特に、日本の全頭検査を含めた管理体制についての記事もあり「日本のようにすべきだ」との意見も多数。昨年末に米国ワシントン州でBSE感染牛が発生したのち「すぐにその問題を忘れ、(問題点が残っているのに)平気でハンバーガーを食べている」「なぜアメリカ人はすぐに忘れてしまう(forgetful)のか」「食品産業にかかわる人は問題を直視しないようにしている(ther are trying not to look at it)」という意見がアメリカ人学生自身から聞けたのは貴重でした。写真=米国が全頭検査をしない方針を出した今年4月のNYタイムズ記事の付表。見えますか?濃い黒の部分が検査でカバーする部分。日本が100%、ドイツも7割近くを検査していることがひと目でわかる。一番左がアメリカで、検査分は“黒い点”になっている(図表のうまさにも感心)。70.jpg
 先日の日本農業新聞にも掲載されてましたが、米国の農場の中には、単独で全頭検査を試みようとするところもあり、それを足並みが乱れるとしてUSDAが”妨害”しているという話も出て盛り上がりました。NYに来て3か月ですが、米国のBSE問題を初めて共有できた貴重な時間でした。
 
 
 

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Nov 01, 2004

ハロウィンパレードの中のニッポン!

 今夜は有名なグリニッジビレッジのハロウィンパレードで、アメリカ人のクリエイティブな仮装を満喫しました。
 ●地下鉄まで変装した人でいっぱい● 大統領選を2日に控えているので、ブッシュやケリーのゴムマスクをかぶった人がちらほら。あとは魔女や妖精、スパイダーマン、消防士や看護婦などの制服系など。電車の中も夕方の一部の路線は7割くらいが変装した人たち。パレードでニューヨーカーの凝りにこったパフォーマンスのレベルの高さに感心しました。
 シャイなアジア系の変装割合は、ちょっと目立たない様子。そんな中で、日本の弁当をしょった女性を発見!(写真)673.jpg残念ながら話はできませんでしたが、お稲荷さんに巻き寿司、背中にはマグロのにぎりと、相当の日本通である印象。着物を着た人には2人遭遇(いわゆるガウン風kimonoスタイルの方はほかに2人)。672.jpg写真=ラテン系の方でした。
 ●ハロウィン商戦 前年比5.4%増● ケーブルテレビで生中継もされ、大通りの6番街を約20ブロック練り歩く大舞台。日本人による日本のアピール、もっとあってもよい印象です。(わたしは残念ながら来年は日本なのでムリ…)
 また、今年はハロウィンが日曜日だったので、仮装衣装の販売などの「ハロウィン商戦」が好調。NY1というケーブルテレビでは、全米で前年比5.4%増、一人当たり約44ドルを消費するという、全米小売連盟のデータを流していました。写真=パレードを見物するニューヨーカー。夜8時~9時ごろ。日本の大きな祭りと比較すると、屋台がないせいか酔っ払いが少ない印象。みな行儀よく時々拍手や声援を送っている。 674.jpg

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Oct 29, 2004

病院にマクドナルド、の記事とニューヨーカーの反響

 ニューヨーカーのマクドナルドに対する否定的な態度はかなり激しい印象です。
 ●病院もマック● おととい10/26(火)付のニューヨークタイムズに、マクドナルドが病院の食堂に店舗展開している記事が載り(写真)、62mac.jpg
きょう27(水)は記事への読者投稿を掲載、すべてマックと病院を非難する内容でした。「つぎはタバコの店だろう」という皮肉もありました。
 病院がマックの店を入れているのは、今に始まったことではなく、あらためて問題提起するというもので、ニュースというより企画記事。
 NY市やその他民間経営の複数の病院が、食堂にマックを採用し、中にはマックだけでほかの食堂がないところもあるという内容でした。その理由について
 「時間がないときは便利」
 「入院中の子どもには、週一回の楽しみ」
 「サラダやスープの選択肢もある」などの病院関係者のコメントを取りあげつつ、
 マクドナルド側の話(ハンバーガーやポテトが悪いのはなく、食べ方やエクササイズが少ないことが問題なのだ、、など)ものせ、 
 記事の最後のメッセージは、
「ここ数年のファーストフードへの厳しい評価を受けて、病院もマックとの契約を取りやめる方向」というものでした。

●映画・スーパーサイズミーなども影響● 記事にもありましたが、本「ファーストフードネイション」や映画「スーパーサイズミー」(日本ではお正月に公開予定。ブログをきっかけに知り合ったのざけんさんにサイトなど教えてもらいました。1日3食1か月、ファーストフードのセットを食べ続け、体を壊すドキュメンタリー)の影響もあって、これまで以上にファーストフードのネガティブな側面がクローズアップされています。個人的には「いまごろ騒ぐとは…」というのが率直な感想です。

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Oct 28, 2004

ロースト落花生でピーナツ和え

 先日マーケットで買った生の新落花生。何しろ粒が小さくてスナック用につまむのも大変そう。クッキーにでもと思いましたが、サヤインゲン(string beans)のピーナツ和えにしてみました。トースターで焼いて、ミルで挽いたら、まずまず想像通りの味(手間はかかりました)。
写真1=アメリカでリンゴなど青果物の選別が粗いのは予想の範囲でしたが、この落花生の質の(日米の)差は大きい!64.jpg
写真2=トースターで焼いた落花生。大きく見えますが日本のものの半分以下の大きさ642.jpg
写真3=できあがり。643.jpg

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風邪の回復期に鶏肉、友人から加湿器

 2000ミリグラムを超えるビタミンCと塩消毒のおかげか、風邪からほぼ回復。
 ●フライドチキンと加湿器● そこで看護婦でルームメートのディーナが持ってきたものは…(6022.jpg写真=お手製のフライドチキン最終的に2本)。「さ、たんぱく質とらなきゃね(Now what you need is protein! 日本語にするとこんな感じか)」とフライパンにたっぷりの油を注いで揚げてくれました。アブラの皮はきちんとはがしてありましたよ。合理的な対応と親切心に感心です。
 前にご紹介したピアニストのカズコさんからは、加湿器(写真)を買うようにとのアドバイス。1025_063.jpg「VICKS Vaporizer」という、電気でお湯を沸かす、簡単な仕組みのもので約20ドル。手ごろな価格なので早速ドラッグストアで買ってきました。日本から持ってきたひば油をたらして香らせ、なかなか快適。今晩はのどを痛めることはなさそうです。
 なかなか医者には行きづらく、看病してくれるだんな様は日本なので、ほんと体調管理には気をつけようと思います。
 

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Oct 27, 2004

風邪にはやはりビタミンC 看護婦さんがすすめる4アイテム

 うーん、気をつけていたのですが、かるい風邪をひいたみたいです。ご存知の方も多いと思いますが、こちらのビルはセントラルヒーティングで日本のように部屋ごとの小まめな調整がききません。けさ起きたら乾燥でのどがやられていました。
 ●レモンにCの錠剤、塩うがい…● じつは、9月のはじめにいい条件の新しい部屋にうつり、アメリカ人の50歳台のとても親切な女性ディーナと暮らしてます。前に住んでいたジェフの家のすぐ近くです。で、その方が看護婦さんなのです(目のぱっちりした黒人の方でとても明るい)。のどが痛いという私に彼女がすかさず勧めたもの(写真)は
その1)コーシャーソルトでうがい
☆コーシャーソルト=コーシャー(ユダヤ教にのっとった食事)に使うフレーク状の塩。ナトリウム含有量が通常の食卓塩の半分以下。マイルドな塩味(参考;ダグ・ジョーンズ著「ニューヨーク野菜配達物語」家の光協会(2003)
その2)レモンの絞り汁を入れたお湯
60.jpg
その3)ビタミンC(寝る前に1000ミリグラム)
その4)TYLENOL(タイレノール)という解熱・鎮痛剤
 タイレノールというのはポピュラーな鎮痛剤のようですね(私は知りませんでしたが…)。ビタミンCについてはまず1000ミリグラム、さらに起きたらまた1000ミリグラムとの指示(ちょっと多くないですか?)。塩うがいは、よく話には聞きますが、わたしはしたことがなく、試してみたらそれだけでのどの痛みがひいたような気がしました。コーシャーソルトは溶けるのも早く、なかなか使える感じです。
 アメリカ人の方との暮らしは、この目で食生活や健康法が見られるので、とても貴重だと思っています。いい条件の部屋があれば、数ヶ月ずつちがう部屋で、何人かのアメリカ人と暮らしてみるのも面白いかな、と思うようになりました。
 ちなみに、ジェフもディーナも食事は自宅できちんとバランスのよいものを作ってますが、ジェフは毎朝ビタミンを10個近く飲んでいた(前日の寝る前に小皿に出していた…几帳面)のに対し、看護婦のディーナはまったく飲んでいません。食育論の授業でもこのサプリメントをどう扱っているのか、興味がありましたが、あまり勧めていないようです。
 私自身はこれまで、(水溶性で余分な分は排せつされるので安全と思い)ビタミンCとBはたまに飲んでました。で、こちらでもCを買いに行ったのですが、もう種類が多すぎて、知らない単語ばかり、Cを探すのもひと苦労。これを適切に使いこなす(飲みこなす?)のは、アメリカ人でも相当の栄養の知識がなければ、かなり難しいだろうという印象でした。

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Oct 25, 2004

直売所の秋の味覚が続々…リンゴと落花生

 ●マンハッタンに17か所の直売所● マンハッタンのファーマーズマーケットは、なんといっても14丁目のユニオンスクエア(月・水・金・土)が最大(中でも土曜日がいちばん!きょう25日付の日本農業新聞にも出ています)。でもほかにも16カ所もあります。近所では、コロンビア大学のすぐ手前(木曜と日曜日)のに行ってましたが、もっと近い97丁目とコロンバスアベニューの市も使えること発見しました!
 ●マーケットで“リンゴ狩り”気分●  すっかりリンゴシーズンで、1店で20品種以上そろえているお店も(写真)。482.jpg
 店にいるだけでリンゴ狩り気分ですが、直売してる農家の中には、実際にリンゴ狩りをさせているところも多いみたいです。写真=マーケット主催のNPO「グリーンマーケット」が作ったりんご&カボチャ収穫体験のできる農場マップ481.jpg
 ●新落花生も!でも中身は・・・● 前回のブログで書いたNYタイムズ出てた、新落花生が買えるお店(写真)にも行ってみました。512.jpg楽しみに割ってみると・・・中身がとっても小さ(日本のものの半分以下)いんです。乾燥してないので、乾かすか、火を通さなくてはいけない感じ。今週また行って、食べ方を聞いてこようと思います!!
 (フルーツ&ベジタブルに、マーケットで買ったリンゴ「ゴールデンシュープリーム」を追加しました!)
 

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Oct 21, 2004

(おしらせ)

マイフォト「米国のフルーツ&ベジタブル」にリンゴなどを追加しました NYにリンゴの季節がやってきました。リンゴがりは、10~11月の主なレジャーのひとつのようですね。一般の食料品店でも5品種くらい、マーケットでは10品種を超えるリンゴが置いてあり楽しいですよ。少しずつ食べ比べていますが、いまのところ、「マッキントッシュ」が甘酸っぱくて気にっています。
マイリスト に友人YUMAのページを追加しました  美しい日本の伝統工芸品が見られますよ!YUMA自身がデザインした素敵な漆器などもあります。ぜひ見てみてくださいね。

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Oct 19, 2004

インド料理でタンドリーチキンとマンゴーラッシーはマイナー!?

インド料理を食材の買い物から教えてもらう半日のワークショップに参加しました。先月の「ユニオンスクエアマーケット&調理実習」と同じ、ニュースクール大学のカリナリーアートの授業です。
 メニューは
 1) タンドリーチキン
 2) パニーア(paneer)というチーズと、タマネギ、パプリカの炒め物
 3) ダール(daal)という豆(lentil)とギー(水牛の乳のバターから取った脂)
 4) ライタ(raita)という、ヨーグルトと野菜のサラダ
 5) 白飯
 6) レンティルペーパー(豆の粉をつかった薄いクレープをカリカリに焼いたもの)
 7) マンゴーラッシー
 
 ●アメリカ独特、のインド料理● 講師はNY在住20年のインド人女性、ギーティカさんという方だったのですが、上記メニューの中で「インドではめったに食べないが、アメリカではインド料理のメーン」とされているものとして、2品を指摘されました。さて、なんだと思いますか?
 答えは・・・タンドリーチキンとマンゴーラッシーだそうです。日本でも、インド料理としてメジャーな2品ですよね。インドでは、肉類で鶏がもっとも高価でひんぱんには使わない(安価なのはヤギと羊、牛肉はヒンズーなので食べない)、ラッシーはそもそも果実はあまりまぜないとのことでした。
 ちなみに、この授業の日本料理のコースでは「カリフォルニアロール」をメーンで教えています。これががアメリカ独特の寿司であること、たしかに知らないアメリカ人も多い印象です。

 ●クミンシードの使い方は、いりゴマに通じる?● 教室のシーンは近く、マイフォト・コーナーで写真中心にお伝えしたいので、ここではインド料理でもっとも重要なスパイスのひとつ、「クミンシード」の使い方をお伝えします。これがまったく日本のゴマのようで面白かったのです。
 先生が「絶対にお勧め」というやり方は、新鮮なクミンシードをインドの食材を扱う店で買い、自宅で使うたびにから炒りし、ミキサーで粉にして混ぜるというもの。もちろん粉のクミンシードも売っているのですが先生によると「風味が別物」。それを買うくらいなら、自宅で粉にしたものを、ジップロックに入れて冷蔵庫に入れれば、香りが長持ちする(2週間くらい)そうです。クミンシードの粉、上記のメニューのうち、1)2)3)4)とほとんどの料理に使っていました。
写真1=手前でクミンシードを炒りながら、ミルを用意するインド人の先生
44kumin.jpg
写真2=炒り立て、挽きたてのクミン443.jpg
写真3=オーブンで焼く前のタンドリーチキン。混ぜたのは、クミンのほか、コリアンダー粉、カイエンペッパー、ターメリックに、ニンニクとショウガ、ヨーグルト、塩、サラダオイル。
442.jpg
 NYに来てにわかにインドに興味がわいています。留学生が賢く英語もなまりを感じさせないこと、インドの洋服を扱う店が点在し、その色彩がとても美しいこと、フォーマルなインド料理のレストランで食べたカレーが絶品だったこと、が影響しています。

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Oct 18, 2004

授業【ニュートリションエコロジー】⑥米国の農業のゆくえ

 先週少し書きましたが、今週から3回、農業問題の授業が続きます。興奮しました。
 第1回目のテーマは、農業コスト問題からみる米国の農業のゆくえ
 トピックの概要は
① 背景=米国の農業の歴史(1770年代から現在までの農家人口と比率など)
② 問題=主な農産物価格の下落状況
③ 課題=契約栽培の増加・規模拡大と小規模農家の淘汰
④ 解決策=2002年農業法の「保全保障計画(CSP; The Conservation Security Program)」
でした。
 ディスカッションの概要は
A  農業の目的とは=「太陽熱、土、水、空気」から食べ物を生み出すこと
B 農業のコストの変化=「太陽熱~」に加え「肥料 農薬」「灌漑設備」「農機」など多額の投資が必要なこと
C 現代の米国農業は効率的ではない=減っているのは人的コストのみ。投資は多額、生産量は増えても、価格は低下
D 生産者は、搾取されている=種子・農薬・農機販売会社と食品卸・販売会社が同一の場合が多いため
E では他国で生産を任せればよいのか=多面的機能が無視できない。農業は保つべき
F 2002年農業法のCSPはその第一歩

 ●価格下落● ディスカッションで特に注目したのは、なんといってもDとEです。米国の生産者の置かれている立場は、日本の生産者と多く重なり、一部はより厳しいものだ、と考えさせられました。
 Dはその「厳しい部分」に当たるものです。参照した記事のグラフ(写真)、面白い農業関連総生産額の図(農業経済の分野などでは一般的なのでしょうか。私は恥ずかしながら初めてみました)です。つまり
40ne.jpg
 ISは「種苗や農機、肥料などの販売高(インプットシェア)」
 FSは「農家の生産高(ファームシェア)」
 MSは「市場・マーケットの売上高(マーケットシェア)」
を指し、農家は、種苗とマーケットが同一の会社(カーギルのように)であるために、「攻められ(squeeze)」、手にする金額が年々小さくなっていることを示しています。日本でも一部、種子販売と卸売の会社が同一のこともありますが、米国の状況とは異なります。JAは確かにインプットとマーケットを担ってはいますが、株式会社とは違い、農家手取りを多くすることが使命の協同組合であることを考えると、改めてJAの特殊性に気づかされます。
 
 ●米国農業も多面的機能を重視!?● Eは、米国が多面的機能(multi functionality of agriculture)を自国の農業を持続させる理由に使っていたことで、個人的にはびっくりして目が飛び出ました。しかも、学生たちも全面的に賛成、という感じで、「中国やメキシコなど他国に食料を頼るのは、安保の面でも不安だ。高コストでも自国農業を守るべきだ」などとも主張していました(ここは日本か・・・)。この授業を聞く限りでは、アメリカ人も、WTOに関わる日本の主張は理解できるといっておかしくないわけで、問題はディスカッションや交渉方法による面が多いのではないかと、強く思いました。 

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一般書店にもあるアメリカの「農事暦」ーー主な役割は天気の長期予報

 ●今冬のクリスマスは吹雪!?● アメリカ北東部の今冬の天気は、12月24~27日に吹雪、1月は寒さが和らぎ、2月第2週には猛吹雪ーーファーマーズアルマナック(“農事暦”farmer's almanac)2005 (写真は園芸家向けも兼ねたバージョン)46.jpg による長期予報です。
 この農事暦、毎年8月末に発売だそうで、ふと気づくと一般書店だけでなく、園芸店やドラッグストアにもあるのです。そして、先週の新聞NYタイムズの売り上げランキング(ハウツー本部門)で4位にくいこんでました。
 ●一般のひとも参考に● おもな内容は、各作物別の播種時期など、各月の農作業のリストがメーンなのですが、一般の人も「天気予報をみるために買う」(ルームメートのディーナ)そう。長期予報といっても半端でなく、来年の末にわたる「16カ月予報」で、当たる率はおそらく高くないにしても、天気への興味に応える内容なのでしょう。
 

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Oct 12, 2004

”地産地消”に拍手喝采のシンポジウム

 面白いシンポジウムを見てきました。テーマは日本でいう”地産地消”に近いもの。タイトル(意訳)は、自然と生きる:ひとと地球にやさしい食べ方ー食と多様性(主催:アメリカ自然史博物館・The Center for Biodiversity and Conservation)。
 参加者は、ざっと300人くらい。パネリストは、有名レストランオーナー、料理研究家など、コーディネーターも含めて5人(写真。最後に氏名を書きます)。39.jpg大きなテーマは「これだけ多様な食べ物がある中で何を食べるべきか」。最近の動向を分析しつつ、今後のあるべき方向を提案しあうものでした。
 ●日本の動向と重なるトレンド● その内容は、多くが地産地消を支持するもの。しかもパネリストの1人が「(海外からの)青果物は、安いかもしれないが、ガソリンをはじめとする輸送コストがかかっていることを問題視すべきだ」と発言すれば、話している途中から沸きおこる拍手。
このほかにも「地元の農家の生産物を、直売所で買えば、顔の見える関係が築け、安全な農産物が手に入る」
「まずは地場の旬の青果物を買えば、安くておいしいものが楽しめる」
「オーガニックには高価なものもあるが、生産者をサポートする意味からも積極的に買うべきだ」
 というような意見が発せられるたび、また拍手、拍手。
 日本のシンポジウムかと錯覚するような話の流れ、日本人を上回る積極的な反応でした。
 シンポジウムは平日の夜7時30分からで、社会人も対象にしているようでした。私の隣のアメリカ人は、ニューヨーク大学のロースクールの学生で、やはり同じように拍手でディスカッションを支持していて、帰り際には内容に満足したと話していました。
 こういうシンポジウムが存在し、参加者が盛り上がるのは、ニューヨークだからなのか否か。ニューヨークの中も外も、もっとみないことには分からないなというのが今の思いです。
 写真=会場前の展示コーナーで。ニューヨーク州など近隣の生産者などが参加。NYの直売所での販売日や栽培方法をPRしていた。男性の前にあるのは各品種をそろえたトマトのバスケット。392.jpg393.jpg

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Oct 10, 2004

市民のアピール活動のひとつ、デモ行進

 先日のエコフェスタで見つけたNPOのデモ行進「Walk for Animals」を見てきました。NY市民、約200人が参加。コロンバスサークルからセントラルパーク周辺を歩くというものです。
 アピールは「家畜の生育環境を良くしよう」「工業的生産はやめよう!」「フォアグラはいらない!」など。肉・魚・卵など動物由来の食べ物をいっさいやめようという(ベジタリアンの中でもVeganという特にきびしいもの)主張も一部しているのですが、想像していたほど特異な印象ではなかったかな。
 ●若い世代が気軽に参加● 参加者は、20~30代と思われる若い世代が中心。気軽な感じで楽しんでいるふうにも見えます(写真)。37.jpgデモには参加費がいりますが、いくばくかのお金を団体に支払い、活動に使ってもらうことでも、自分たちの主張をアピールしていると言えるのでしょう。
 NYはデモが多いです。こちらに来てすぐに共和党大会があり、連日さまざまな団体が、ユニークなアピールをしているのをみました。

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Oct 08, 2004

ハーレムのコミュニティ給食センターを訪問

 民間非営利組織「コミュニティー・フード・リソース・センター(Community Food Resource Center)」(コミュニティの給食センター)を訪ねてきました。
 ●キーパーソン、ハイラム氏● ハーレムの西南にあり、マンハッタン北半分の地域を対象に、低所得者層の食事を支援している組織です。
 働きたくても働けない高齢者をはじめ、母親の収入だけでは十分な食事を確保できない母子家庭などが、サービスを受けています。
 センターには、1階に食堂、キッチン、地下には、食材を受け取る人のための店舗形式のスペース(pantry)が備えられています。
 お会いしたのは、2年前に、プログラムディレクターに就任したハイラム・ボナー氏(写真)。34hiram.jpgこのサービスのほかに、児童に調理を教えたり、母親たちに安価でおいしい旬の野菜の利用方法を伝える8つのプログラムを管轄している方です。
 詳しい内容は今後レポートすることになると思いますが、ハイラムの就任で、食事内容や運営方法が大きく変わりつつあります。
 ●地場野菜を積極活用● 社会的な関心の変化も背景にあるのでしょうが、これまでの缶詰中心の食材利用から、積極的に地域の生産者の地場野菜を使い始めています。同時に、こうした生鮮野菜を調理するために、地域の失業者を募り、再就職のためのトレーニングの場も設けているとのこと。地域の生産者をサポートするネットワーク組織、CSA(Community Supported Agriculture)と連携する活動でもあり、ニューヨークの消費者と生産者を結ぶ線をひとつ発見しました。
 

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Sep 29, 2004

【9月のこの人】ジャムづくりで起業 ファーマーズマーケットのベスさん

 NYのファーマーズマーケットで人気のジャム専門店を経営するベスさんにインタビューしました。短い記事は日本農業新聞に載せましたので、英語で書いたものをご紹介します。
 興味深かったのは、ベスさんがジャム作りを習得した場所。農協の女性部のような組織はNYにはなく、同州内のコーネル大学にひとりで通って準備したそうです。コーネル大学には、食品起業センター(意訳)(Northeast Center for Food Entrepreneurship) http://www.nysaes.cornell.edu/necfe/basics/basics.htmlという施設があり、そこでジャムの加工、販売方法を短期間で教えています。センターを離れたあとも、たとえば食品表示の規則が変わったときなど、細かな情報を提供してくれるとのこと。
 写真=土曜日のユニオンスクエアマーケットで店頭に立つベスさん。シアーズで20年近く働いてたので販売に関してはベテラン。321.jpg
英文はこちらをどうぞ。


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Sep 28, 2004

料理教室で習ったお勧めの一品(続)「チリとズッキーニの夏のシチュー(仮訳)」

 夏の野菜たっぷり、ヤギのチーズと牛乳、トマトがベースのシチューで煮込んだ、ネイティブアメリカン由来の一皿をご紹介します(写真)。254.jpg

 講師の料理研究家、マイケル・クロンドル(Michael Krondl)氏が、自著「アラウンド アメリカンテーブル」で紹介しているもの。メキシコがルーツの西南部のネイティブアメリカの料理に大きなヒントを得て、開発したメニューだそうです。
 ●材料● (4~6皿分)
1) アンチョチリ(赤茶)
  または アナハイムチリ(緑) 1つ
2) ピーナッツ油 約大さじ1
3) タマネギ(みじん切り) 1個分
4) ニンニク(みじん切り) 1片分
5) ズッキーニ(黄色、緑色あわせて3センチにスライス) 900㌘(※5~7本くらい)
6) トウモロコシ(房から実だけこそげとる) 1/2本分
7) トマト大(角切り)1個分
8) 生のミント(みじん切り) 約大さじ1
9) 生のコリアンダー( 〃) 約大さじ1
10) 塩 少々
11) 牛乳 1カップ
12) ゴートチーズ 1/2カップ
※コリアンダーとチーズを除くすべての材料は、コロンブスの大陸発見以前に、北アメリカ大陸で育てていたもの、とのこと。
※ゴートチーズがなければフェタチーズでもOK.
 ●つくり方●
1) チリ(大きなトウガラシ)を火で焼いて焦げ目をつけ、ビニール袋にいれて15分おく。皮をむいて洗い、種と軸をとり、ブレンダーで刻む。
2) フライパンで油を熱し、タマネギとニンニクを加えて2分いためる。ズッキーニを加えさらに2分いためる。1)のチリのペースト、トウモロコシ粒、トマト、ミント、コリアンダー(写真=これらをそろえてボールに入れたもの)を加え、256.jpg6分いためる。
3) 牛乳を加え、ふたをせず、ズッキーニが柔らかくなり、ソースにとろみがつくまで弱火で煮込む(約40分)。ときどきかきまぜ、ゴートチーズを加え、塩で味をととのえる。
 ~できあがり~

 ●words & phrases● 
n) ancho chili 赤茶色の10センチ長のチリ(ピーマンの仲間)
n) Anaheim chili 緑色のチリ、アナハイムはカリフォルニアの都市。アメリカでもっとも一般的とのこと。
n) summer squash ズッキーニなどを含む、夏のウリ類。黄色と緑をあわせるときれい。
n) pulp ペースト状のもの
v) char 焦げ目をつける 
v) puree ペースト状にする
p) at a bare shimmer 極弱火で
    

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Sep 19, 2004

エコフェスタ・分かりやすい食事提案のアピール

 ジャーナリストのマキさんに教えてもらい、リンカーンセンターで開かれたニューヨークの「エコフェスタ」を見てきました。終わり近くに行ったので人影はまばらでしたが、年1回開かれ、NYでもっとも大きな環境関連の催しとのこと。
 農業関連ではひとつ、家畜の生育環境をよくする運動を進める団体「ファームサンクチュアリ」のブース(写真)がありました。281.jpg
牛、豚、鶏、卵、牛乳とそれぞれの一般的な生産方法を写真で説明したパンフレットを配っていました。たとえば動きの取れない狭く暗い鶏舎など。
 ●分かりやすいアピール●アメリカのパンフレット類で感心するのは、そのアピールの分かりやすさです。問題と考える点を指摘するだけにはけして終わらず、解決のための次のステップが必ずついてきます。
 この団体は、家畜の生産方法を有機に変えるとともに、より青果物を食べる生活を提案するのが目的なので、
 たとえば、
 「農場の家畜を助ける方法」として4つ。
 1.ハンバーガーをベジバーガーに代えてみる
 2.朝ごはんに牛乳とシリアルを食べる代わりに、豆乳やオーツミルク、ナッツミルクを試してみる
 3.学校給食にもっと野菜のメニューを取り入れるよう頼んでみる
 4.こどもに家畜の生産経路を見せて学ばせる
 5.1週間に1回だけ夕飯を野菜中心のメニューにしようと提案する
 また
 「野菜を食べる 簡単なステップ1、2、3」として
 1.まず、週のスタートの月曜日は、肉を食べない
 2.次に、好物(ブラウニーやチリなど!)をベジタリアン用の商品に代える
 3.それから、世界中の野菜料理を体験する

などなど、小さなパンフレットをたくさん用意しています。
 こういう提案、単純だよなあ、とあなどれないと思います。青果物消費を増やした5 a day運動も、その訴えのシンプルさが多くの消費者にアピールしたんですから。
 写真は、この団体の活動のひとつ、家畜オーナー制度のポスターです。282.jpg
 ●街頭行進、最大規模に●10月9日に、「Walk for Farm Animals」と題した街頭アピール行進をするそうです。昨年はこれまでで最大規模の200人の市民の参加者があったとのこと。今年はもっと多い予定だそうで、家畜の生産方法がここNYでも、以前より関心を集めているのは確かなようです。
 

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Sep 12, 2004

野球場のホットドッグは最高!?

 確かに青空の下食べるホットドッグはおいしい!弟とたずねたクィーンズのシェイフィールドは、客席の勾配もゆるやかで広々。食欲もわきますただし価格はこれで(写真)1個7㌦あまり。
20-1.jpg

 チリソースと酢漬けキャベツ、チーズがつきます。ソフトクリームも5㌦ほど。弟が買ったナチョス(写真)
20-2.jpg

6ドル前後。実際のところは、荷物検査が厳しくて、食べ物、飲み物の持ち込みは許されないのです。したがって球場のホットドッグを食べるしかない!?のです。
 ゲームの合間のイベントの楽しめます。(写真=フィールドから大砲のような筒でTシャツの玉を打ち出しているイベント。キャッチした人がTシャツをもらえるというもの。)20-3.jpg

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Aug 11, 2004

日本風ホームパーティ

はじめてホームパーティに呼ばれて参加した。自宅のとなりのブロックにある映画台本作家のブライアンさんとミキコさんのカップルが主催。夜8時に全メンバー6人が集まり、0時ごろまで日本風のパーティー食を楽しんだ。
 参加したのは、わたしのほかに日本人女性でこちらで女優をしているヨシコさん、ほかに米国人のジョセフとマークスさんで二人とも映画の台本作家関連の仕事をしている。
 ●メニューはカレーライスと手巻き寿司●米国人のジョセフ、マークスとも日本のカレーは初めてだが「マイルドで野菜が入っていること」を気に入って絶賛(写真=豪快っ)6c.jpg

 手巻き寿司(写真=具は、錦糸卵、アボガド、マグロなど)6a.JPG
にいたっては「ビタミンBもCもプロテインも繊維も含んでいてパーフェクト」と大喜びの様子だった。おそらく「類は友を呼ぶ」ような関係で、みな健康意識が高いのだろう。ニューヨークのアメリカ人がみなこうとは今のところ思えない。
 ●食事がメーン●わたしは小さな花束を作って持って行き、マークスはチョコレートケーキ、ヨシコさんは日本でも売られている健康飲料の「ノニ」をプレゼントしていた。パーティーではワインもあったが皆思ったより飲まず、誰も酔っ払わず、ノニを飲みつつも食事だけぱくぱくとよく食べよく話し、お酒に弱いわたしにはとても嬉しい雰囲気だった。カレーも寿司も薄めの味付けだったと思うが、アメリカの人もおいしそうに食べている。こちらに来てほぼ2週間。10年前にきたときのように「甘すぎる」「しょっぱすぎる」という食事にはまだ会っていない。

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Aug 10, 2004

同居人ジェフ(Jeff)は手料理派

 ついに10日(火)に新居に移る。場所は、アッパーウェストサイドと呼ばれる地域。コロンビア大学へは地下鉄の各駅で3駅と近く、いわゆる高級住宅街で治安も便利も理想的な環境だ。
 ルームメイトはキャロルとジェフのアメリカ人カップル。キャロルは専門が「英語教育」の先生で、かつ、南米地域を得意とするジャーナリスト。キャロルのキャリアも大きな魅力となり、ほとんど迷いなく決めた。また、ジェフのほうも、アメリカの食全般を広く取材したいと考える私にとって、願ってもない同居人であることがわかってきた。
 キャロルは自宅で留学生などを対象に英語教室を開いているが、あまり料理はしないらしい。来月までベネズエラの大統領信任投票(8月15日)関連で出張取材にでているため、まだ食事を共にしていない。一方、ジェフはソーシャルワーカーとしてブルックリンで働いているが、毎晩自宅で料理を作って食べる。
 引っ越した翌日、ジェフと自宅のリビングで夕食を食べた(写真=調理するジェフ。6時ごろ帰ってきて1時間くらい台所にいる5c.jpg
 ジェフが作ってくれたのは、赤味のビーフのハンバーガー。帰宅してからひき肉でパティを作り、パンを焼き、トマト、紫タマネギ、レタスをはさんで出してくれた(写真)。5b.jpg
ハンバーグは80~100㌘とほどよい量。。ジェフは「ハンバーガーは健康的でないと皆いうけれど、こうして作ればぼくはヘルシーだと思う」と話していた。
 わたしはチキンスープを作ってジェフにも出した。スーパーでチキンブロスを買い、具だけ日本風にした。こちらの小ネギ(scallion)、シイタケ(shiitake mashuroomとして売っている)、豆腐、オクラ(okura)を入れて塩コショウをして出した。ジェフはどの食材もよく知っていて、喜んで食してくれた。
 
 その週の週末には、有名なマーケットのひとつ、「ユニオンスクエアマーケット」で買ったバジルで、パスタジェノベーゼ(写真)を作ってくれた。5a.jpg
彼の7歳の娘さん、アディーナ(Adina)と出かけてきたという。バジルとオリーブオイル、ニンニクを混ぜてソースにし、貝殻型のパスタに和えていた。その上には、パルメザンチーズ。食べるたびにおろしていて「ソースにまぜると風味が落ちる。食べる前にこうしてふりかけなさいと父(イタリア人)が言っていた」(ジェフ)そうだ。
 これまでにも、朝ごはんにミックスを使わないブルーベリーパンケーキ、夕飯にブラックビーンズのカレー風どんぶりを作っている。これから9か月、ジェフの味をぬすんで日本に帰るべし。

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Aug 06, 2004

快適、はじめの一週間の食生活

 ニューヨークに来て1週間たった。このあいだの食生活は、栄養面ではほぼ合格。
 一人暮らしや短期滞在の場合、健康的な食生活に、デリの果たす役割はとても大きい。総菜を売るデリはあちこちにあって野菜や果物を使ったものが多いためだ。選べるものがとても豊富で、食卓を豊かにしてくれている。これから心がけたいのは、友人との会食の機会を楽しむことだろう。また、到着後6日でみつかった貸し部屋のオーナー家族と、どのように食事を作り楽しむか、というのも大きなテーマだ。
 デリは、ほとんどの場合、カフェと併設していて、中で食べることも持ち帰りもできる。主にバイキング形式で、1ポンド(450㌘)当たり、600~700円くらい。野菜の総菜100㌘を200円前後で食べられる。
 メニューは「ズッキーニときのこ類のサラダ」や、ニンジンや白ネギの入った「ハクサイの炒め物」など、ひとつの店に10~20種類くらいそろっている。
3.jpg

           ◆
 いよいよ週明けに始まるアパートメントでの生活では、どのように同居するオーナーご家族と食卓を楽しむかが大きなテーマになる。オーナーの女性は、コロンビア大学の英語教育の先生であり、ジャーナリストでもある。留学生の生活や米国の外の食生活にも理解がありそうだ。できれば、ご家族の好むような日々の食事を、定期的に用意して喜んでもらいたいと思う。

【MidtownのconvenientなDeli】
☆au bon pain
50th St, between 6th Ave. and Broadway
(Rockfeller Centerの一角。チェーン店のひとつ。Yellowの看板が目印のガラス張りのカフェ。価格も安く、長居できる。総菜のほかに、ベーグル、ペストリー、ドーナツも豊富でどれもおいしそう)

☆Big Apple Deli
6th Ave. between 46th and 47th Street
(小さな店構え。イタリア人、韓国人らしき店員さんがいて親切。イタリアの総菜とパニーニが豊富。ポッキーなど日本の菓子類、伊藤園のペットボトルのお茶も売っている)

☆Smiler's
5th Ave. between 46th and 45 the Street
(24時間営業で便利。2階にカフェテリアがあり、5番街を臨みながら長居ができる。※46丁目の短期滞在宿「Space 46」のドミトリーに滞在しているときは、大きな机で書き物などができてありがたい。インターネットができるPCサービスもある)

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Aug 02, 2004

旅行にもやっぱりおにぎり

 短期滞在用に選んだアパート(*)では、滞在する多くの日本人女性が、白米を炊いて自炊している。献立のつくりかたも上手で、生活力の高さに驚く。
 半分くらいが旅行者で、あとは私のように、近くニューヨークに住むための準備をする人たちだ。相部屋(domitory)なら1泊30㌦からとまれるので、旅行といっても1か月など、かなり長期に滞在する人もいる。
 長期滞在の人たちは、日本食の自炊をうまく生活に取り入れている。日本食のスーパーなどでキロ単位で米を購入。共同利用のキッチンで、おにぎりを作って出かけたり、大量に炊いて冷凍。おかずやスープと合わせて食べている。
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 会社を休み、3か月の予定で米国内を旅しているという女性(32)は「米とゆかり、ふりかけを常備。これがあれば安心だし、おいしく食べられる」と話していた。
【短期滞在のアパート】
☆Space46(スペース46)
22 West46St. (bet. 5th & 6th Ave.)
(日本人のスタッフが日本語で対応してくれる。ロックフェラーセンターまで徒歩2分と立地もよく、清潔で居心地がよい)

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